#story 27 ページ30
「"貴方が好きです。いくらでも待ちますから!"」
『"もう来るな。目障りだ失せろ"』
…なんで至さんは、こんな不快感たっぷりの睨みつけた顔でも
綺麗なんだろうか。美形だからだな。
美形の怒った顔は怖い。マジでビビるわ…
でも一通り演じ終わった瞬間
『Aごめんね…ごめんね……』と抱きついてくるから
一気に現実に引き戻される。
「離してください…演技なのはわかってますから…」
『でも突き飛ばした。俺Aのこと突き飛ばした』
抱きついたまま、肩に顔を埋めくぐもった声で至さんはそう言う。
「痛くなかったんで平気ですってば…」
『Aがいるとやっぱり至さんうるさいっすね…』
『珍しく綴に同感』
『でも至さん幸せそうですよ♪』
そう言った咲也の笑顔が輝いてる。
こんな純粋でいい子になに嫉妬してたんだろ俺…大人気ない。
俺もこれくらい、素直で可愛げがあったらな。
ほんと。自分が嫌になる。
『至さんは本当にAくんが大好きだね』
「監督さん…幸せそうに言うのやめてもらっていいっすか」
『俺はアンタが大好き…』
『はいはい。ありがとう』
真澄が監督さんに抱きついていた。ハートが見える…
『…至さんが真澄と同じタイプに見えてきた』
『ネチャネチャしてるネ!』
『イチャイチャな。ネチャネチャってなんか嫌だわ』
「イチャイチャもしてないですよ綴さん」
まだ抱きついてきている至さんの頭をチョップしてそう言う。
咲也はなんか凄い幸せそうな顔をしてた。天使。
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立夏(プロフ) - あいちゃんさん» ありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです(*´ω`*)亀更新ですがこれからも宜しくお願いします♪ (2018年4月24日 19時) (レス) id: 4d6843689d (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃん(プロフ) - 頑張ってくださいいつも楽しみにさせていただいてます(`・ω・´)キリッ (2018年4月16日 6時) (レス) id: 9afa5d89f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:立夏 | 作成日時:2017年10月3日 14時