2瑞香ちゃん ページ3
NOside.
『あと人間喰わなくて大丈夫。人間の食べ物食べれるよ〜!!人間の食べ物おいしいんだぜ??今世に感謝しときなー』
「やかましい人間だな……。」
「………考えていた。
……なぜそれほどに私達のことを手助けしようとする?
私たちはお前の同族を山程喰って、殺してきたのだぞ?
なぜ憎まない?」
Aはそれに少し考える素振りを見せ、こう言った。
『…あたしはさ、文献を少し漁っただけだから鬼が何したとかどうしてできたとかよくはわかってないけどさ?
でも、鬼のそれが“本能だから”っていうのは知ってる。
赤ちゃんに感情を制御しろって言うのと同じ。
……もちろん、それが良いことだとかっていうわけじゃあないけど…。
それをあたしが言えるのかって言われたらそんなことないよ。
だから、今世でちゃんと償えばいいと思うけどなぁ』
話し終わったAが鬼たちの方を見ると、Aは唖然とした。
『…え?何?あたしなんかまずいこと言った??』
鬼たちは四人とも、揃いも揃ってポカン、とした顔でAを見ている。
さすがのAもわけが分からなくなって、動揺し始めた。
「いや、そういうわけじゃないが…」
「俺たちには、馴染みのない考え方だったから…」
「……お前は………優しすぎるのでは……ないか…?」
「…………鬼である私たちに、そんなことをのたまうのはお前くらいのものだ」
『…そっか』
「それに俺なんて感情ないんだぜ?それ知っても君は俺たちに同じこと言えるの?」
『うん。知らないなら知っていけばいいじゃん』
「……!?………」
『あ、あとさ?いい忘れてたんだけど…
ちゃんと償ったりあたしの側にいないとすごく短命になるらしくて。突然死んだりとか。だから頑張れー』
「は…?」
『ってことでこれからヨロシク!名前教えてー』
「え?」
「は?」
「……?」
「………はぁ……。小娘、お前中々侮れなさそうだな…」
『え?褒められてる?わーいわーい嬉しいなでもあれかぁちょっと言い回しがなぁ』
「自己完結しだすな!!」
『ごめんて』
無惨「私の名前は鬼舞辻無惨。鬼の始祖だ」
『お?てことはこれから先に鬼が来ることはないってコトだね??イェーイよかったねあたしの子孫たち。面倒が起こらないぜ』
「おい」
「で、六つ目くん、君の名は?」
黒死牟「…………黒死牟…だ……」
『え?なにそれかっこよ。無惨てのもかっこいいけど。』
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宵凪(プロフ) - 瑠璃尾多希さん» うおおおおおおめっちゃめちゃ嬉しすぎるお言葉の数々ありがとうございます!!ほんとに嬉しい……😭😭これからもちょくちょく頑張ります!!!! (2023年3月26日 11時) (レス) id: 47abe22f42 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃尾多希(プロフ) - アンパンマン!新しい顔よ!← 無茶苦茶面白いです!銀魂も文ストも大好きで(鬼滅は軽く←)これ見た瞬間、「え、なにこの僕得な作品は⁉︎」ってなりました!無理しない程度にがんばってくださいね!たまには休憩が必要ですから←休憩しかしてない人 (2023年3月25日 20時) (レス) @page13 id: bd5dc13743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵凪 | 作成日時:2023年1月25日 14時