42.冷めた反応、車酔い ページ46
お、温泉だと!?
実は私、結構温泉が好きだったりする。
特にあの露天風呂。
いいよねー、外で涼しみながら景色までも楽しめるってほんと最高!!
家のお風呂も結構広いけど、あれはミニ温泉だし、流石に露天風呂まではないわけよ。
貴「行く行く!!絶対行く!!だからとりあえず着替えの服を取らせて」
と、許可をとるまもなく私はカバンの元にダッシュし今持っているスポーツバッグの中に突っ込んでまた玄関にいく。
あれ、お母さんいないんだけど。
まさか先に車に乗ってしまったというのか!?
置いていくなんてひどいじゃないか!!
薄情者!!許さないぞ!!
プンプンと、一人芝居を心の中でしていると
着替えを取り終えた感じの蔵ノ介が2階から降りてきた。
蔵「そんなところで何しとんのや?」
貴「お母さんが私たちを置いて先に車に言っちゃったんだよ!!」
蔵「へー、ならさっさと車行けばええやないか。」
な、なんだよその冷めた顔して、何の感情もこもってない棒読みは
お前も冷たすぎるぞ!!
あ、飽きたわ一人芝居。
もうやめよ。
貴「わかってますー。今から行こうとしてたんですー。」
そして靴を履き車の元へ行き乗車する。
しばらくすると蔵ノ介も来て私の隣に乗車する。
この車、あれだよ。あれ、なんか座席が3段みたいな車あるじゃん?あれなんだよ。
そんで3つ目のところにはベビーシートついててさ、ちびっこ達が乗れるようになってるのよ。
そんで私、なんか後ろが騒がしくないからなんとなく後ろ向いたらさいないんだよねちびっこ達。
貴「お母さん。ちびっこ達は行かないわけ?」
静「うん、なんか行かなーいって言われちゃったのよ」
と、お母さんは、酷いわあの子達もう反抗期なのねとか言っていたが、なんとなく無視。
だいたいあの子達の年で反抗期とかありえない。ただの気まぐれでしょ。
貴「蔵ノ介、なんか喋ってよつまんないじゃん。」
蔵「なんかってなんやねん。何も話すことないから喋ってないんやろ?
あんま騒ぎよったら車酔いするで」
ふーんだ、車酔いなんてする訳ないじゃないか。
そしてしばらく。温泉に到着。約1時間くらいの乗車でした。ですがまだ私達は車の中に降りまする。
気持ち悪いです。
はい、お察しのとおりわたくし、
如月Aは車酔いを致しました。
76人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時