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25.蔵之介君 ページ28

静「さぁ〜ついたよ〜、Aはさきに恵瑠と恵美連れて家に入ってて、私は荷物取ってから行くから。」

そう言われたので私は恵瑠と恵美と共に車からおりる。

そして家の方に向かい、玄関の表札を見ると
白石と書かれているが、流石に漢字は読めない。

表札の横にあるインターホンを押す。

中からはーいという声が聞こえ

しばらくすると玄関の扉が開き、恐らく私と同い年くらいであろう男の子が出てきた。

?「どちらさん?」

いや、私が聞きたいぜ。

貴「どちらさん」

……

しばらく沈黙。
すると後から何してるの?と言うお母さんの声が。

そのほうを見ると荷物を抱えた上で奏多までも抱っこしているお母さんの姿。

静「あら、蔵ノ介くんやないの。って言っても覚えてるわけないよね。」

その通りなのか蔵ノ介君という男の子は頭にはてなマークを浮かべている。

すると蔵ノ介君の奥から蔵ノ介君のお母さんらしき人が出てきた。

白石母「なんや、静香やないの、蔵ノ介言うとったやろ、今日親戚が来るって」

と、やっとわかったのか

蔵「ああ!確かに言うてたわ」

と言った。そして蔵ノ介母は、立ち話もなんやしはよ中入って、と言ってくれたので中に、

玄関の中に入るとずっと視線を向けてくる蔵ノ介君。なぜかニコニコしている。

貴「何?なんでずっとこっち見てくんの?」

蔵「いや、何でもない、俺、白石蔵ノ介や
よろしゅう」

と、突然の自己紹介をしながらお母さんたちに付いていく。

貴「私、如月Aよろしく、蔵ノ介。」

などと話しているとリビングに
そして適当に座る。

白石母「いやぁ、びっくりしたわ、まさか子供が4人もいるやなんてね。そういえば優さんはどしたん?」

静「急な仕事で来れなくなったのよ」

と、話している母たちに対し、私の隣にはなぜか蔵ノ介がいる。

蔵「なあ、Aのお母さん、なんか見たことあるような気ぃするんやけど」

貴「ああ、お母さん女優だからテレビとかで見たことがあるんじゃない?」

と、いうと蔵ノ介はおお、そういうことかと言って

蔵「にしても、初めて見た時から思ってたけどAって可愛いやんな」

しばらく無言で見つめ合う

は?何言ってやがんだこいつ、いつかしらの周ちゃんと同じこと言ってやがるぜ
なんか笑えてくる

貴「フ、フハハハハハ…ハハ、ゲホッゲホ
面白いなお前、私が可愛いって、ハハハ」


と、いきなり笑ったのにびっくりしたのかどうかわからないが、キョトンとした顔になっている。

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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時

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