20.駄菓子屋の出会い ページ23
家を出てから5分くらいかな?
結構近いところにあってすぐついた。
貴「こんにちわ、おっちゃん」
おっちゃんとは駄菓子屋のおっちゃん。
うん、そのまんまだね。
おっちゃん「お、三日ぶりくらいだねAちゃん、もうガム無くなっちゃったのかい?」
貴「そうなんだよ、もう、すぐ無くなっちゃってさ。あ、おっちゃんいつものガム、箱2つでお願い。」
いつものガムってのはぶどう味のガムのこと。
いつもは1箱なんだけど最近すぐなくなっちゃうから2箱にしようと思ってさ。
おっちゃん「今日は2箱かい?あ、そうだ、新しい味のガム入荷したんだよ。」
貴「へー、何味?」
おっちゃん「んー、何だったかいね。りんご味だったはずだよ。」
りんご味か、ぶどう味しか食べたことなかったしなぁ、たまには別の味もいいかも。
貴「じゃあ、ぶどうとりんご1箱ずつでお願い。」
そして、飴も20個くらい買って、お金を払って駄菓子屋から出た。
出てからしばらく駄菓子屋の前にさっき買った飴を食べながら居座っていた。
?「A?」
すると横から不意に声が聞こえた。
え、この声は
見なくてもわかる、ずっと隣で聞いてきた声。
貴「周ちゃん!」
不「やっぱりAだったんだ。」
なんて偶然、こんな所で会えるなんて嬉しすぎるよ。
貴「どうしたの?周ちゃん、家この辺なの?」
不「いや、もうちょっと先のほうだけど、ちょっと散歩みたいなね。」
貴「そうなんだ」
あ、明日から大阪行くこと言っておいた方がいいかな。
そう思った私は周ちゃんにそのことを伝えた。
不「そうなんだ、なんかちょっと寂しくなるね。1週間もか」
と、本当に寂しそうな顔をする周ちゃん。
そんな周ちゃんに私は抱きついて
貴「すぐだよ1週間なんてさ、だから帰ってきたら、また一緒に遊んでね」
と言うと私は離れ
不「そうだね。待ってるよ。」
顔を見ると元の元気な顔にもどっていた。
そう言ってくれた周ちゃんに、別れたくはないけど、別れを告げ、私は帰った。
あ、家の場所、聞くの忘れてた。
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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時