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第2章18.大阪の親戚 ページ20

奏多が産まれて数ヶ月。

ある日のこと。

私はいつも通りリョーマたちと遊んでいた。

静「明日から1週間大阪の親戚のところに行くから。」

へ〜そうなんだ〜

貴「いってらっしゃ〜い」

行かないから私には全く関係ねぇぜ。

静「何言ってるの?一緒に行くの!」

………

………

貴「……えー!!なんでー!!」

行きたくないよー、リョーマと離れちゃうじゃん!

静「なんでって言われても、連れていくって約束しちゃったしー」

貴「リョーマは!?」

静「一緒に行けるわけないでしょ?」

貴「私の幼稚園とお母さんとお父さんの仕事は!?」

静「お休み貰ったわよ」

貴「テニスは!?」

静「向こうでもテニスコートくらいあるわよ」

貴「コートはあっても南ちゃんがいないと!教えてもらえないじゃん!!」

静「南次郎さんいなくても出来るくらい上手いじゃない」

貴「それほどでも〜」

じゃなくて!


私はお母さんに質問攻めをしてなんとか行けない理由を探したがどれもこれもダメだった。

は〜結局行かないと行けないのね。

っていうか、大阪の親戚って誰だよ。
まぁ、行けばわかるか。

リョーマよ、一週間の我慢だ、私はしばし大阪に行ってくるよ。

と、そこら辺で私をほったらかして、恵瑠、恵美、奏多と遊んでいるリョーマに心の中で語りかけたのだった。

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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時

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