お色気プレイボーイ<白河・カルロス> ページ22
時は変わって練習試合が始まった。
対稲代実業。マネージャーと言えどただのお手伝いさんであるAは、いつも通りというか、裏方の仕事が専門で…
せっかくの練習試合が見れないなんて残念だなぁ。
なんて思いながらも一人永遠とドリンクを作ったりしていて、実際のところ外に出て働く時間なんて準備くらいで無いに等しい物だった。
『えーっと、あとは…
あ、やっぱりお腹空くしおにぎりでも作っとこうかな。』
この様子だと試合が終わるのは昼頃だろうか、そう思っての行動。そしてAが向かうはもちろん食堂。
『あっ、良かった。ちゃんと具材ある。』
自分の体の2倍程ある大きな冷蔵庫を開き取り出してゆく食材。
元々用意してあったほくほくと出来上がっている大きな御釜に入った白飯。
それからはあっとゆう間。
どんどんと出来上がってゆく綺麗な三角の形をしたおにぎり。
ちょうど一口サイズになるよう考えられて作られており、さすが料理番長と言ったところだろうか。
あれ、そう言えば稲実の人たちの分、いるのかな？
やっぱり作った方がいいよね。うちのだけだと贔屓だって思われちゃうし…
贔屓も何もここは青道で、自分は青道高校野球部のマネージャー(仮)なのだから相手方は何も思うまい。
だがしかし、それをも気にしてしまうのがA。
青道とは別のトレーにおにぎりを1個2個と作ってゆけば、いつの間にか御釜は空っぽになっていた。
それを見たAはどこか満足げに微笑んで御釜を水につけておいたのだった。
『あのね、春乃ちゃん。
おにぎり作ったんだけど、みんなに持って行って欲しいんだ。』
「え、うわあ、凄いいっぱい！Aちゃん一人で作ってたの？なんかごめんね、手伝ってあげられなくて…」
『ううん、全然大丈夫、好きでやってたことだから。』
Aが外に出てみれば、もう試合は終わっていたらしく、選手達はアイシングなどをして休んでいた。
結果的にはどうやら負けてしまったんだとか…
残念に思うもAは吉川に大きなお盆を差し出すと、少し緊張しながらも手に持つ２つのタッパーをぎゅっと握りしめ、少し離れたところにいる稲実の皆様のところに足を向けた。
賑やかな話し声も聞こえ出すほどに近づいてきて胸のドキドキも最高潮となった。
よし、大丈夫！渡してすぐに帰ればいいんだから！
と、謎の気合いを入れたその時だった。
足元にあったバックにつまづいたのは…
お色気プレイボーイ２<白河・カルロス>→←一目惚れエマージェンシー<多田野樹>
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鈴蘭(プロフ) - みやさん» ありがとうです！これからも更新頑張ります！ (2019年5月20日 12時) (
レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - 面白いです！！これからも読ませてもらいます！ (2019年5月19日 21時) (レス) id: 4612c4ddc4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - レナナミル♪さん» 今回のお話のメインは鳴ちゃんなのでこれからもご期待ください!!笑 (2019年5月16日 23時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - 鈴蘭さん» です！鳴ちゃんファンとしてはもう発狂(いい意味で)ものです！騒いじゃいますよ！ (2019年5月16日 22時) (レス) id: aefdd45bb5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭(プロフ) - レナナミル♪さん» ありがとうございます！面白いものが書けるよう日々努力しております笑。鳴ちゃんカッコイイし可愛いですよね〜 (2019年5月16日 22時) (レス) id: 071ba740a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水面雫 x他3人 | 作成日時：2019年5月9日 21時
