私の新しい物語【おそ松さん】

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色々思い出してると何かドキドキしてきちゃった。



明日に備えて早く寝た方が良いんだろうけど、眠気も一切来る気配はなく、外の空気を吸いに散歩に出かけた。


もなかはうとうとしていたが散歩という言葉を聞いたとたん元気に尻尾を振ってリードを自ら持ってきた。


『ふふっ、じゃあ行こっか。』






夜の散歩はまた違った雰囲気で気持ちが良い。

地元程ではないが星もキラキラと見える。



『もなか、やっぱり夜の散歩も気持ちいいね。たまにはこんな時間に散歩もいいかも。……静かだね…。』


ん、あれは……。


「どうしよ……パチンコ勝っちゃった…しかも結構。…どうやって持って帰ろ……。」


『えっと…トド松君…?こんばんは。』


私が話しかけると大きくびっくりしてこちらを向いた。


「っ!?!?……びっくりしたぁ……Aちゃんか…えっとこんばんは。こんな夜に散歩？」


『はい…。眠れなくて……。』


「そっか、明日からだったね。…こんなことしか言えないけどAちゃんなら大丈夫だよ。」



『ふふっ、ありがとうございます。トド松君の言葉を聞くと本当に大丈夫な気になります。』



トド松君に会えてよかった。
あ、トド松君はこんなところで何してたんだろ…。


『トド松君も散歩?』


「あっ、えっと…僕は……」




「あれぇ?お兄さんお姉さんこんな夜遅くに何してるの?」


「俺達に隠れて何いちゃついてるのかなぁ?」



えっ…警察……?


「それに……お兄さん、その袋は何かな?」


警察の方々がニヤついた笑みを浮かべ顔を上げた。


その顔は凄く見覚えのある顔。

『皆さん…！』


するとそれと同時に隣にいたトド松君が一目散に逃げた。

「逃げたぞ！追え…!」


その掛け声と共に追いかける。
何故か十四松さんだけ犬の格好をしており、その姿を見て楽しそうにもなかも追いかけていった。

『あっ…!もなか……！』


もなかを追いかけようとしたとき腕を掴まれ驚き振り返ると、そこには警察姿の一松さん。


「……Aはここで待機…。ヒヒッ、Aにも一応容疑がかかってるから…。」


『へ……?わ、私にもですか…??…あ、そう言えば皆さんは警察官だったんですね。』


「あ、いや……違う…。今だけ警察……。パチンコ警察……なんてね……。」


パチンコ警察…??
皆さんで楽しそうなことをしてるのかな？と思って見ていたら、いつの間にかトド松君は捕まっていた。

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