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慎太郎と、お母様、そして私で医師のもとへ。
中にはいると、医師とさっき話した看護師さんがいた。
二人を見送り、私は外に出ようとしたら慎太郎が私を止めた。
森 「Aもここにいて、」
私 「ん、わかった。」
多分、慎太郎は今までの事を知らないから不安なんだろう。
私は、安心できるように机の下でそっと手を握った。
慎太郎は、応えるかのように私の手をぎゅっと握り返した。
医 「こんにちは、森本さん。」
医 「お身体の調子はどうですか？」
母 「あの、私何かの病気なんですか？」
医 「いいえ、病気では無いんです。」
森 「母はじゃあなぜ今まで寝たきりだったのでしょうか、、」
医 「大変申し上げにくいのですが、以前の病院での処置が医者としてしてはならない行為だったんです。」
そこからは前の病院での出来事、何故慎太郎のお母様が寝たきりだったのかの説明だった。
医 「今回の事は、全て警察に報告済みです。」
母 「そう、ですか、、。」
医 「大変、申し訳ありません。」
そう言うと、医師と看護師は私達に頭を下げた。
母 「頭を、上げてください。」
母 「あなた達はここの病院のお医者さんでしょ？」
母 「あなた達が謝る必要はないわ 」(微笑)
そこからは今まで寝ていた分、筋力が以前より低下している為リハビリをしないといけないという事や、医療費の説明などだった。
医 「お話は以上になります。」
看 「お部屋まで、お送りします」
前にお母様と看護師さん、後ろに私と慎太郎で病室まで戻っていた。
森 「ありがと、手握ってくれて」
私 「ううん、病気じゃなくてよかったね。」
森 「ごめん、飲み物買ってくる、先行ってて？」
そう言うと、早足で売店へと向かっていった。
病室に戻ると、お母様は私に話しかけてくれた。
母 「Aさんはどうして家政婦に？」
私 「父に言われたのがきっかけです。」
私 「ですが、今はこのお仕事を誇りに思っています」(微笑)
私 「私、西園寺グループの娘なんです。」
母 「まぁ、大きな会社なとこじゃない。」
私 「昔から何かと大変でした」(微笑)
母 「貴女が私を助けてくれた人でしょう？」
私 「えっ？？」
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しずく - すごく面白いです。更新楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2021年3月14日 21時) (
レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - 文章の書き方が本当に上手で尊敬してます！これからも更新頑張ってください！ (2021年1月22日 7時) (レス) id: 1e08af3c45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちこ | 作成日時：2021年1月17日 1時
