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家からはそんなに遠くない場所で、ここらへんで事故があったのだろう。
チラッとしか見えなかったが、あの二人が買っていた物であろう袋がぐちゃぐちゃになって落ちていた。
高 「ごめん、樹。滝沢君に電話してくれない？」
田 「ん、わかった。」
そこからは会話もなく、病院についた。
受付に事情を話すと、病室に案内された。
病室に入ると手前に北斗、奥にAが眠っていた。
皆二人の姿を見てどうしたらいいのかわからず、その場に立っていると外が騒がしくなった。
ガラガラっ
急にドアが開いたと思ったら滝沢君と焦った顔の男性が入ってきた。
大我はその男性を一度見たことがあった。
京 「あ、Aのお父さん、、、」
父 「A、、どうしてこんな、、、」
滝 「樹、連絡ありがとうね。」
田 「いえ、、、」
するとそこに医者がやってきた。
医 「西園寺さんのご家族の方ですか？」
父 「はい、そうです。」
父 「娘の怪我は、、治るんですよね？？」
医 「お話は別室にてさせていただきます。」
父 「いえ、ここで大丈夫です。」
父 「この子達も気になってると思うので。」
滝 「松村北斗の様態もお聞きしても大丈夫でしょうか？」
医 「失礼ですが、ご家族の方ですか？」
滝 「いえ、松村北斗の上司です。」
滝 「ご家族の方が直ぐにこちらに来られないので、私が変わりにと頼まれました。」
医 「そうですか、では今回は特別に。」
医 「まずは、西園寺さんの様態です。」
Aは車に轢かれ、全身打撲に頭部出血、肋骨にヒビが入っていた。
医 「幸い脳に障害は無く、頭部の怪我も軽いものでした。」
父 「そうですか、、。」
医 「次に、松村さんの様態ですが、、」
北斗は傷1つ無く、検査でも特に異常は無かった。
多分、Aが庇って北斗は無事だったのだが、ショックで倒れてしまったものだろうと医者は俺達に伝えた。
父 「全く、、あれほど無茶をするなと言っているのに、、、」
父 「警察の方へ行ってきます。」
父 「京本君、だったね。Aを頼んでもいいかい？」
京 「もちろんです。」
父 「声、出せるようになったんだね。」
父 「とてもいい声だね、」(微笑)
微笑んだ顔はAにすごく似ていた。
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しずく - すごく面白いです。更新楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2021年3月14日 21時) (
レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - 文章の書き方が本当に上手で尊敬してます！これからも更新頑張ってください！ (2021年1月22日 7時) (レス) id: 1e08af3c45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちこ | 作成日時：2021年1月17日 1時
