涙流ﾚﾊﾞ桜散ﾙ 【あんスタ】

花びら*3 ページ4

ただただその教室に向かって走り出した

なにもかんがえたくない

なにもかんがえたくない

そして教室についたと同時に


｢...鉄虎くん｣

彼の名前を呼んだ

だが声が小さかっただろうか

よく聞こえてなかったみたいだ


これ以上大きな声で呼んだら
涙声なのばれちゃうじゃん

袖をギュッと握りしめた

｢...あ!Aさん！！｣

どうやら彼は気づいてくれたみたいだ

急いでこっちに向かってきてくれた

もう我慢の限界で

涙がこぼれ落ちた

｢ええ？！Aさんどうしたんすか？！｣

とても慌てている彼

｢..ショックだったんだもん｣

涙を拭きながら声を絞り出す

｢おなじ同級生だと思わないじゃんか｣

｢どういうことっすか....?｣

｢ここじゃまずいから来て...｣

私はすでに泣いてしまっていたので
周りからの視線がとてもいたい

これじゃ鉄虎くんが泣かせたみたいになってしまうが...

そこら辺はあとで誤解を解こう

私はとりあえず中庭へと移動した

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