私と"元"仲間の上では星が煌めいている。【kz】

thirty-four ページ34

「た、ち、ば、な、さん？」




裏のありそうな怪しい笑みを浮かべながら、私の名前を呼ぶ。




嫌な記憶とその場面がフラッシュバックされ、頭の奥がガンガンする。




『立花〜、お前早くツバサ達と離れろよ。』




『ほら、黙ってないでなんか言えよ。』




『睨んでんじゃねぇ、生意気な。』




『じゃ、お前がそんなんならこっちにも手があるから。』




『ツバサぁ？




立花さん、こわぁい。』




私がどれだけ辛かったかも知らないで、ノコノコ会いに来るなんて、、、




「来ないわけ、ないよね〜？」




あの、見下すような視線で私を見る。




やめて、やめて、やめて！




これ以上、私を乱さないで、、、




これ以上、傷つけないで、、、




せっかく頑張って作り上げた、完璧な生活なの、、、！




努力を沢山して作り上げた、辛いことが何もない毎日なの、、、！




視界が揺らぐ。




だけど、必死で抑える。




我慢しなきゃ。




こいつの前では、絶対泣かない。




絶対に、ね。

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