再会した幼なじみには彼女がいました。【kz】

私の幼なじみ ページ4

『若武和臣』。


その人は、私の幼なじみ。


幼稚園に入る前から、私が引っ越す小学四年生まで、ずーっと仲良くしていた男子だ。


そして、私の大好きな人。


臣は、私が男子に絡まれるとすぐに助けてくれたし、困ってるときもいつもいつも手を差しのべてくれた。


昔っから臣はイケメンで、勉強もすごくて、サッカーも上手くて、サッカー以外のスポーツも何でもできちゃう完璧男子だった。


でも、臣には１つ欠点がある。


それは、『目立ちたがり屋』だということ。


あと、か・な・りのナルシスト。


自分がかっこいいと思って、ドンドンつけあがる。


ホント、バカ。


でも、カッコいいんだもん。


それが許されるくらい、臣はカッコいい。




そんな臣とまさかの再開！？


まさか、同姓同名かもしれないし、でも、、、


ほんとに臣だったら、、


覚えててくれてるかな、、



「飯田さんっ、いーいーだーさんっ！」


「へっ！？」


いつの間にか朝のホームルームは終わり、もう皆が移動教室に行こうとしていた。


声をかけてくれたのは、大野さん。



「あ、ありがとう、、」


「いえいえ、先行ってるねっていっても場所分かんないか。よし、一緒に行こ！」



「ほんとにありがとう、ちょっと待ってて。用意するから。」


ゆっくりでいいよーって言ってくれてる大野さんが優しいなー、なーんて思いながらも、テキパキ用意をしていると、


「あー、大野。俺連れてくから、先行ってていーよ。」

久しぶり。→←自己紹介

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す