再会した幼なじみには彼女がいました。【kz】

浅見さんの過去 ページ17

「あー、浅見さん？」


「結構、有名だよね〜」


ってことは、何かあるんだ！


「何かあったの？」


興味津々で、身を乗り出しながら聞くと、


「うーん、あんまり言い話ではないけど、、」


渋々、といった感じで言われたけど、合田さんが話し出した。


「浅見さんてね、女子の中では１番若武くんと仲良かったんだよね。


女子からは人気あってリーダーって感じだったから、まあまあいい立場にいた訳よ。


でさ、本気で好きになったらしく、The恋愛って感じだった。


本人もさ、結構自信あったらしくて？


まぁ、無理もないよね。１番仲いいって言われてたんだもん。


結局、告白しようってなって、明日する！って時に浅見さんに最悪の出来事が起こったの。


彼女がいるって知ったんだ。


でも、無理だと分かってても言うだけ言いたいって言ってコクった。


まぁ、フラれちゃったけど浅見さんの好感度はぐんぐん上がったの。


まだ、諦めきれないみたい。


皆に、『抜け駆け禁止』って言ってるのは自分のように辛い思いをしてほしくないから、らしいよ。」


以上、と言って締めくくった合田さんに私は言葉を出せなかった。


そうだったん、、、だ、、

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