再会した幼なじみには彼女がいました。【kz】

無理… ページ14

「む、り、、、」


「んー？どした？」


何でこうなった！？





始まりは、約５分程前のこと。


「席替えするよ〜」


先生ののんびりした声を聞きながらボォっとしてた自分を恨みたい。


男子がウワァ！とか叫んでる。


うるさ、、


そんなにはしゃぐなよ、、


くじ引きで決めるらしく、私はあまり乗り気じゃなかったから後ろの方に並んだ。


大野さんと離れるのは何となく嫌、、


ガコガコ箱の中の紙を荒らしながら１枚引くと、窓側の１番後ろだった。


動かすの、ダルい。


臣を諦めようとしてから私は何も頑張らなくなった。


てゆーか、もともとこういうキャラだし。


先に席に着いて、机に突っ伏してると


「お、瑠莉か。」


声が聞こえた。


今、１番聞きたくない声。


「良かった。」


私はよくない。





そう、聞こえた声の主は臣。




あーあ。


「いーいださーんっ！」


げっ


「あ、浅見、、さん。」


「やっほ、席近いね！」


う、うるさ、、、




あー、無理。


で、今に至る。


「ほんと、無理。」

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