thirty-three ページ42
「、、、、、、柚衣、、?」
公園に来たはいいけど、ひたすら沈黙。
全く話し出さない。
、、、、、、え、?
「あ、ごめん。あ、のね。」
「今まで動揺してて、避けてるような感じになっちゃったこと、謝んないとって。」
「え、いいよ。そんなの。」
それだけなら大丈夫だから、と言って帰ろうかと思ったら、
「待って!!」
えっ
「こんなことよりもっと大事な話、あるの!!」
な、に、、、?
「あの、あのね!」
「彩を昔いじめてたグループの主犯、私、、なの、、、!」
、、、、、、!
「、、、っ?」
「ごめん、彩の話聞いてまさか再開するなんて思ってなくて。」
「あの、あのときは、」
柚衣は立ち上がって、
「ほんとに、ごめんなさいっ」
勢いよく頭を下げた。
私は呆然として、柚衣を見つめることしかできなかった。
柚衣のさまざまな顔が頭にフラッシュバックされる。
カフェで美味しそうに食べる顔、休み時間に口を尖らせながら愚痴を話す顔、遊園地で楽しそうに笑う顔、、
短期間で得たたくさんの大切な思い出が私を苦しめる。
「あの、聞いてほしいんだけど」
柚衣は話し始めた。
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作者名:流雲 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/moe181031suzuki
作成日時:2019年10月20日 21時