太陽の君と月の私。【kz】

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パアァンッ




けたたましい音が校庭に響き、わあっと歓声の渦が巻きおこる。




やっぱ、すげぇな。




「いけー！」



「頑張れー！」




仲間の応援と、応援団の先輩たちからの応援で会場が盛り上がる。




「乗れっ！」





俺たちの番が来た。




「引けぇっ！」




思いっきり引いて、全力ダッシュ。




白組に大差をつけ、次に繋げた。




よしっ




お、その次は立花さんたちじゃん。




期待の目を向けながら、立花さんたちの番を待った。




ひょいっと軽やかに素早くタイヤに乗った立花さん。




それを物凄いスピードで引っ張る女子２人。




す、すげ




キープされてた俺らが広げた差は、もっと開いた。




わあっと歓声が大きくなる。




パアァンッ




２回目のピストルが鳴り、紅組がゴールした。




また違った音楽を吹奏楽部が演奏し、それに合わせて退場。




テントに戻ると、



「お前ら、よくやったじゃん。」




先輩たちに頭をくしゃくしゃに撫でられるのであった、、、

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