太陽の君と月の私。【kz】

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「立花さん、行こ」




「うん、お待たせ」




デートの待ち合わせみたい！、なんて１人で心を踊らせた。




あれから相変わらず図書館には行くし、お互い約束がなければ一緒に下校するようになった。




「立花さんさ、夏休みなんか予定ある？」




突然の話題に胸が高鳴る。




「えーっと、マリンとのプール以外は何も。




家族との旅行も無いし、部活もないから暇なんだよね。」




残念そうに言ってみる。




残念なのは本当のこと。




お兄ちゃんの大学受験もあって、今年の旅行は無し。




文芸部も自主的なものだし、そもそも部室を使える日も数少ない。




宿題も少なそうだし、本当に暇。




「そっか、、、、あの、さ。」




ワクワクした。




何、何？




期待の視線で見つめると、




「地域の花火大会、一緒に行かない？」




、、、、えぇ！？




彼の口から出た言葉は、またもや爆弾発言でした。

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