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＃9. ページ11
赤司side
廊下を歩いてると、彼女がいた。
近くにいた奴に名前を聞く。
男「え、俺？灰崎だけど。」
赤「お前じゃない。お前が見てた女子の、だ。」
灰「あ？んだよ。俺じゃねーのかよ。あいつの名前は知ってても教えねーよ。」
かちん。
赤「…僕に逆らうとは何事だ。」
頭が高いぞ、と付け足す。
灰「っ…千原Aだよ。」
赤「そうか。」
お礼は言わない。
その場を立ち去り彼女の元へと足を運ぶ。
『やっぱり入部しなくてはいけないのですか…？』
黄色と紫に囲まれそう言った彼女に
そうだよ、と言う。
彼女は少し驚き、俯く。
『えっと、赤司、さん？』
名前を覚えててくれてる。
これは＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヤバい、かもしれない。
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作者名：紗羅 | 作成日時：2017年3月7日 13時
