16:女王様 ページ18
「スバルッ……苦しッ!!!」
勢いのつけすぎなのか分からないが首がしまって仕方がない
「もっちーッ!!!」
何回も連呼するスバルに肩を叩いて合図するが全く意味がない
「あ、明星くんッ!?」
教室から金髪で青メガネの男の子が出てきた
「何してるの!?女の人の首しまってるよ?!」
彼の言うとおり息ができてない……
すると、誰かによって引き離された
お礼を言いたくても酸素を吸うことで精一杯だ
その間、創はずっと背中をさすってくれた
呼吸が整い引き離してくれた人を見ると紫髪の肌の黒い人がいた
「ありがと」
「小さきものは俺が守る」
小さきもの……?
あぁ……もしかして…
「アドニスくん?」
「?」
彼は首をかしげていたから名前は合っているようだ
「なんで、オッちゃんのこと知ってるの?」
何故か頬を膨らませて言った
「零から聞いてるの」
「?朔間先輩から?」
「うん。全部平仮名で読みにくいけど」
零からは他にも"わんこ"とかの話もしていた
わんこって本当ナニ?
聞いても"学校に来てからのお楽しみじゃ♪"とか言うし…
「じゃあ、直接会ったのははじめて!?」
「そうなるね」
そう言うと、一気に機嫌がよくなった
よく分からん…
「それでもっちー、どうしてここに来たの?もしかして俺に会いに!?」
「スバルに会ったのは偶然。夏目と…ほくと…?に会いに来たんだけどいる?」
「夏目とホッケーに?夏目はいないけどホッケーならいるよ」
"ホッケー!"と教室に叫んだ
「うるさいぞ明星」
出てきた彼がほくとなのだろう
「遊木も何をボーッとしている?」
彼が見た方を見るとさっきの青メガネの男の子がボーッと言うよりもポツンと立っていた
「え、いいいや!なんでもないよっ!?」
「もぉー、ウッキーは!」
スバルは仲がよさそうに肩に手を回した
「それで、何故俺を呼んだ?」
「もっちーがホッケーを用があるって!」
「もっちー?また、渾名か…」
スバルの渾名はよく分かんないからね…
「私だよ。私は黒宮A」
「黒宮……A…?」
聞いたことがあるのか首をかしげていた
「聞いたことがあるのだか……」
「もっちーはすごいんだ!!」
スバルは嬉しそうに言った
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ベベンべエエェェ - 五奇人の魔王とかってどこで出てきましたか? (2022年3月26日 0時) (レス) id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
愛葉 - 桃李くんの李が違くないですか? (2021年3月6日 18時) (レス) id: bb433bc26e (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - 頭痛が痛いみたいな?w (2019年8月1日 17時) (レス) id: 1acad08086 (このIDを非表示/違反報告)
菜月ルナ*こたぬき(プロフ) - あの、ツキウタ?とコラボしてるならタグに追加しておいた方がいいと思います。全然知らないものがいきなり出てきてかなり戸惑いましたので… (2018年2月27日 21時) (レス) id: 15c4f7a264 (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - クララさん» そうですね……。作曲を作り続けたっておかしいですもんね。教えてくれてありがとうございます! (2016年12月21日 17時) (レス) id: 84dcae41db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モエ | 作成日時:2016年11月12日 20時