116.一抹の不安さえ ページ33
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無言で手を引っ張られ歩き出した翔くんに
なにも言えないまま、翔くんの家まで連れてかれる。
玄関を開ける時、離された手に血が通いジンジンして、
強く掴まれていたことに気付く。
「入って」
って声が漸く聞けたけど、その声は
怒りが含まれているっような感じがして、
一瞬躊躇した私に苛立った様に、グッと腕を捕まれ
引っ張り込まれる。
玄関を閉めるとなにも言わず部屋へと入ってく。
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電気もつけない月明かりのまま、荷物を投げるように
ソファーに置くと乱暴にネクタイを外し再度チェストに
放り投げるとベッドにうなだれるように座り込んだ。
「…翔、くん？」
「おれだけなの？」
「え、」
「今朝、新婚みたいだね、って同じこと考えてたって
嬉しそうに笑ってくれて、浮かれたの。」
「え、」
「じゃホントにする？って言えなくって会社に向かう道中、俺はヘタレだなぁ、って凹んでさ。
でも、よし今日リベンジしよ！って意気込んでたんだよ。」
「……」
「この先、１０年も２０年も。
誰かの歌じゃねーけどさ。１００年先だって一緒に
いたいって思ってるの。……俺だけ？」
すがる様に立ち尽くしたままの私を見上げる。
月明かりを背に受け、
翔君の表情はよく見えなくて。
でも、見えないけど…わかる。
小さく息を吐き、
逃げちゃダメだと覚悟を決める。
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もここ*(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん！旧年中は大変お世話になりありがとうございました！本年も宜しくお願い……て、固っ。年賀状か(●≧艸≦)美紀さん、今年も仲良くしてね はぁと (2020年1月4日 6時) (
レス) id: 305a2bfe7c (このIDを非表示/違反報告)
もここ*(プロフ) - メイさん» メイさん！ホントそう！なんで今？！ですよ。時間は有限なのに。ホントもぅなんやねん、です。お話の方は、ようやく完結の運びとなりました(^^)相変わらず描き直したい衝動はあるしもっと素敵に書けたんやなかろかとは思うけどまぁこれはこれで良し(●≧艸≦) (2020年1月4日 6時) (レス) id: 305a2bfe7c (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 久しぶりですー！朝から嬉しいです。ありがとう。今年は激動の1年でいろいろあったけど変わらず仲良くしてくれてありがとう(^^)来年もよろしくお願いします！仲良くしてね。 (2019年12月31日 7時) (レス) id: 5f391c75a9 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - お話の感想です。翔くんがビシッと言ってくれてスッキリ！これで引き下がってくれるのかなぁ。主人公ちゃんを丸ごと受け入れて愛してくれる翔くんはカッコイイですね！修学旅行中は甘い2人きりの時間が多くてドキドキ。これからの展開も楽しみです！ (2019年11月13日 11時) (レス) id: 24f8e2afc7 (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - もここさーん(><)同じような気持ちを持っている方がいて良かった！本当に好きなら祝福するべきとかいう意見が結構あったりして凹んでました。言いたい事は山ほどあるけど、何故今じゃなきゃダメだったのかこれに尽きます。空気読めよ感でいっぱいです。残念です。 (2019年11月13日 11時) (レス) id: 24f8e2afc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もここ*
| 作成日時：2019年6月16日 23時
