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支配欲 ページ6

万葉side


『平蔵!あの犬はちがう?!』



「あれは特徴が似てるけど、首輪が着いてないから違う。
全く、飼い主は本当に何してるんだか。」

『でも、犬を探すの楽しいから好き!』

「え、本気で言ってる?••••」
『うん!!』




Aと平蔵は先程からずっとこうでござる。
犬探しを手伝う事になり、Aは楽しそうにしているでござる。

しかし、拙者から離れても良いとは一言も言っていない。
拙者の手から離れ、平蔵と仲良く手を繋いでいる。
違う、違う。



Aは拙者の物でござる。
誰にも渡さぬ。

無邪気で純粋で、白い器。
その白い器を如何やって染めてみようか。



•••いつからこんな事を思うようになったであろう。



そして、はっきり言って、拙者は平蔵には用がないでござる。
しかし、平蔵が気になる、どんな子とあまりにも興味津々に聞いてくる為、
Aを連れて仕方なく行った。

そしたら案の定、こんな事になってしまった。
あぁ、こんな事になるのならば連れて来なければ良かったでござる。
Aと話そうとしても平蔵の声で塞がれる。





更に、Aが拙者から離れて行く感じがした。
その途端、怒り、嫉妬等が混ざり、拙者の心を掻き乱した。

苦しい、そう感じた。
その異変を感じ取ったのかAは平蔵から手を離した。


「?A、如何したの?」

『万葉、なんか変。』



そして拙者の傍に駆け寄った。

『万葉、どうしたの?どこか痛いっ?!』



思わずAを抱き締めた。
そして、こっそり印を付ける。
自分の印が付いているAを見ると幸福感で満たされた様であった。
Aは拙者の物で、Aは鳥籠に居る鳥に見えた。

Aの顔を見ると、よく分からないと云う様な顔をしていた。

『か、万葉?••••急にどうしたの?••••••••』

「万葉、本当に大丈夫?船から降りてからの人混みで疲れてる?
••••••••A、こっちにおいで。」




『あ、うん。うっ••••!』

拙者の腕の中から離れようとするA。
平蔵は何を感じ取ったのだろうか。

拙者とAを無理矢理、引き離した。

「万葉、多分君は疲れてるんだよ。僕が途中まで船まで送るから一旦、休もう。
その間、Aは僕が見ておくから。」

そう言われた途端、視界が暗闇に包まれた。



_____________________
待って••••アネモボーイズの口調、難しくないか⁈

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鬼ごっこ(プロフ) - わわわわわさん» 大丈夫です!心配してくれてありがとう😊 (1月1日 20時) (レス) id: 885ea47716 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ(プロフ) - 地震がありましたけど大丈夫ですか? (1月1日 17時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
鬼ごっこ(プロフ) - わわわわわさん» あけおめです!! (1月1日 1時) (レス) id: 885ea47716 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ(プロフ) - あけおめです! (1月1日 0時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
鬼ごっこ(プロフ) - 放浪者の神の目になりたいさん» ありがとうございます〜!!今作も頑張ります!良いお年をお迎えください (12月31日 20時) (レス) id: 885ea47716 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鬼ごっこ | 作成日時:2023年12月25日 23時

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