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稲妻の探偵 ページ5

No side



万葉は人混みを上手く避けながら目的の場所へと向かう。
Aは万葉の手を離さぬ様、必死に捕まる事で精一杯だ。

目的地に着くと、木の上から人が飛び降りて来た。



Aは吃驚し、万葉の後ろに隠れた。


「矢っ張り早く来たね。僕の考えていた事は的中したみたいだ。」

姿を現すと其処には顔が整っている美少年が居た。
服は横脇が大胆に開いている。



「平蔵、木の上から急に飛び降りられてはAが驚くでござる。」

万葉はAの手をしっかりと握った。
Aの体は小刻みに震えていた。



しかし、平蔵はそんなの御構い無しでAに接近する。

「君、名前はAって云うんだね?」
『う、うん。』



Aは小さく返事をした。
顔が近い。
お互い、目と鼻の先といっても良いくらい近い。

万葉はそんな二人を距離を取らせる。


「近過ぎるでござる。」



「あ、ごめん、つい。」

平蔵は謝った。
だが、その視線の先は万葉ではなく、Aの方に向いている。
さっきから気になってしょうがないのだ。



すると、Aは平蔵が腰に掛けている棒に興味を引いた。

『あ、万葉、あれ何?』

「あぁ、それh「あ、これ?“警棒”って云うんだよ。これで犯人を捕まえるんだよね。」



『犯人?悪い人?』

「まぁ、そうだね。」
『たいへん?』


「抵抗する人もいるから捕まえるのには多少、手こずるから大変かなぁ。」

平蔵はAの質問にスラスラと答えていった。



『たのしい?』

「ん?あぁ!犯人を見つけ出したり、事件の真相を解くのは楽しいよ。」

『••••••い』


「ん?A、どうしたのでござるか?」

万葉はAの顔を覗き込んだ。
何か呟いている。

そして顔を勢いよく上げると、

『たのしそう••••!』



表情が笑顔とワクワクで満ち溢れていた。

「あ、もしかして、興味ある?」

平蔵はニヒリと悪戯をするかの様な顔をした。

支配欲→←稲妻



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鬼ごっこ(プロフ) - わわわわわさん» 大丈夫です!心配してくれてありがとう😊 (1月1日 20時) (レス) id: 885ea47716 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ(プロフ) - 地震がありましたけど大丈夫ですか? (1月1日 17時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
鬼ごっこ(プロフ) - わわわわわさん» あけおめです!! (1月1日 1時) (レス) id: 885ea47716 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ(プロフ) - あけおめです! (1月1日 0時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)
鬼ごっこ(プロフ) - 放浪者の神の目になりたいさん» ありがとうございます〜!!今作も頑張ります!良いお年をお迎えください (12月31日 20時) (レス) id: 885ea47716 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鬼ごっこ | 作成日時:2023年12月25日 23時

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