ずっとこのままで【楓原万葉】

罰 ページ14

万葉side


「•••で、A。
拙者との“約束”を破って何処に行っていたのでござるか？」

『•••••••••••••••』



言えない、と。
しかし、Aが拙者との約束を破るとは。
少々、拙者はAを甘やかし過ぎた様でござる。

もっと早く手の内に納めておけば良かった。

「A、拙者が何の為に“約束”を作ったか知っているでござるか？」



『し、知らない。』

「Aが変な者に目を付けられぬ様、
拙者の傍から離れず、安全な生活を送る為に作ったものでござる。」

『ご、めんなさい•••。』



Aは申し訳無さそうに小さな声で謝ってきた。
前の拙者であれば許していたかもしれぬ。
だが、今回は違う。
何故なら、拙者が気絶していた間、平蔵と共に行動していたからだ。

「Aは二つの約束を破った。
“約束”は絶対。破らない事。
何があっても拙者から離れない事。
何が言いたいか、もう分かった筈であろう？」




『で、でm「言い訳は無用。」

Aとの距離を縮める。
丁度、周りから見れば視角に入っていない。
ピタ、と拙者の手が壁に着いた。

Aは拙者が怖いのか、目に涙を溜め、ごめんなさいと何回も唱えている。
そんな処もなんと愛おしい。



「何、別に怖い事は何もしないでござる。只、ちょっとした
“罰”を与えるだけでござるよ。」

『ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい••••！』

必死に謝るAの声を聞きながらAの左手を取る。

そして、薬指を思い切り噛んだ。



『う“ぁ”っ！！！』

一瞬でAの顔が歪んだ。
其れを見るだけで不思議と口角が上がってしまう。
強く噛みすぎたからか、Aの血が流れた。

その流れた血も甘く、綺麗な紅だった。





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皆様、地震大丈夫ですか？
私は呑気な事にBook offにいました。
(原神の缶バッジや文ストやらが落ちてきた事で地震と気付いた)
幸い、Wi-Fiは無事でしたが、皆様も十分に気を付けてください。
祝日は殆どが雨で元旦も雨に地震、神様が起こってるのかも………。

忌々しい→←脅し

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