ずっとこのままで【楓原万葉】

脅し ページ13

(キャラ崩壊があるかもしれないので注意)

平蔵side



そんな事を黙って静かにAと旅商人の様子を見ていたんだけど、
鳩が15万モラか•••。

僕でも足りるかなぁって処。
そんな大金、持ち合わせて無いし。
如何したものか•••


『おじちゃん、如何したら鳩貰える？』

「いや•••矢っ張り、モラ払って貰わないと無理かな。
そろそろ出ないとヤバイし。」

『そ、そんなぁ〜！！！』



「•••••••••••」



聞こえてるよ、おじさん。
矢っ張り、不法入国者だね。

いや、待って？
不法入国者なら天領奉行に突き出すぞと言って脅す？
僕は実際、脅すなんて事、あんまり好きじゃないんだけど、
Aがこうも必死なら僕も何か手伝いたい。

「おじさん、単刀直入に聞くんだけど、“不法入国者”だよねぇ？」
「うぇっ？！い、いや違うぞ、ちゃんと通行証があるんだからな！」


「じゃあ、見ても良いよね？」

「はぁ？！天領奉行でもない只のガキに渡せる訳無いだろう！！」
「僕、稲妻じゃ有名の天領奉行に所属してる、鹿野院平蔵と云う名探偵だよ？
これで只のガキじゃないって事、分かってくれた？」

おじさんは如何やら僕の名前を知っていたらしい。
名探偵には嘘を吐いても無意味だと思ったのか白状した。



「はい、モンドからの不法入国者です。
で、でもっ！この事は誰にも言わないで下さい！お願いします！！！」

「う〜ん•••如何しようかなぁ？
天領奉行はこの事については見逃さないからなぁ〜」

僕は黒く、深い笑みをし、おじさんを見た。


『へ、平蔵？•••』



「うん！突き出しちゃおう☆」
「ま、ままままま待って下さい！！
何が欲しいんですか？、今なら無料で売るので！！
どうぞ、お好きに持って行って下さい！だから、突き出さないで下さい！」


「じゃあ、お言葉に甘えて、伝書鳩をもらおうかな。
あ、ちなみにこの事は秘密にしておくから。」

「え、じゃ、じゃあ•••！」



「そう、天領奉行には突き出さないよ。」

「ありがとうございます！ではさようなら！！！！！」



おじさんはとても逃げ足が速く、直ぐに姿が消えた。

するとAが嬉しそうに僕の手を握ってきた。


『平蔵、ありがとう！』

「！うん、如何いたしまして。」




その後、僕は急いでAを船まで送った。
万葉が起きているかもしれないからだ。



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皆様、良いお年を〜！！(Wi-Fiギリギリw)

罰→←交渉

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