捻くれ者のクソガキ【放浪者】

あらら〜 ページ7

「••••••••」
『••••••••』


ずっと何分も睨み合った。
如何やらお互い引く気は無いらしい。
すると放浪者はフイっと体を向こうに向けると道に沿って帰って行こうとした。


『コラ！逃げるなァァ！！！この貧弱！クソガキ！捻くれ者！バァァァカ！！！』

そして追い駆けようとした時、石に気付かず躓いて転んでしまった。



肘と膝からジュワッと血が滲み出る。
思いっきり石に当たってしまった為、あまりの痛さに目に少し涙が溜まった。

急いで絆創膏を取り出し、貼ろうとすると頭上から影が入った。


「あらら〜そんな小さな石にも気付かなかったの〜？
まさか君がこんなにも雑魚でへなちょこだったなんてね〜」

『•••••••あっそ。さっさと自分の家路に沿って帰れば？』



私は目に溜まった涙を拭いた。
放浪者は一瞬目を見開いた気がしたが、気の所為だと思う。






「お子ちゃまが僕の事を悪く言ったからバチが当たった癖に今度は逆ギレかい？」

『そうかもね。•••何で私が転んで手当てしてるのをずっと見てるの？』


「は？！！それは君がバチが当たって手当てしてるのが滑稽だからだよ。」







ちょっとだけ期待した私が馬鹿だった。
じゃああの時手当てしてきたのは何だったの？

私が怪我だらけでその姿が滑稽だったから面白半分で手当てしてきただけ？
それとも単なる偽善？
今もこうして私が手当てしているのを見て楽しんでるの？




『もう帰るから。じゃあね』



















『放浪者』

「は？••••••••••っておい！」


私は家まで全速力で走った。


ほんの少しだけ期待しちゃっている自分は何なんだろう。



________________
本っっ当にごめんなさい！！
直ってませんでした！

今気付いたばかりで直したつもりですが、まだ直ってなかったら教えてほしいです


追記:只今、試行錯誤中…10月12日時点

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