捻くれ者のクソガキ【放浪者】

ほんのちょっと見直す ページ5

『何？まだ何か言いたい事があるの？あ、もしかして構ってちゃんなの？？』


「んな訳無いだろう！君は自分が怪我してる事にも気が付かないのかい？」

『私が気付いていたとしても、放浪者には関係ないでしょ。』



そう言って振り解こうとするが、今度は腕を強く掴まれた。

「••••••••い。」

『え？何て？？』

「手•••する•••••か•••っち•••い。」

『んん？？ごめん、全く聞こえない。何したいのコイツ。』



そしたらコイツは怒ったのか、私を脇に抱えると座れそうな石に無理矢理、座らせてきた。

「逃げたら分かってるよね？ん？」



『えっ、あ、う、うん！•••』

突然の圧に思わず返事してしまった。
いや、怖すぎだろ！！何されるの？！私！！！


とビクビクしていたのだが、私が想像していたのと違った。

放浪者は私が怪我した所を手当てしてくれていた。
まるで壊れ物を壊さない様に丁寧に。



手当てされてる側として何だが、ちょっと見直したぞ、クソガキ。
ほんのちょっとだけどね！！




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名前を変換できるようにしてみたんですが、ちょっとやり方がわからないので
できてないかもしれません。
できてなかったら急いで修正します。

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