捻くれ者のクソガキ【放浪者】

仲良く出来ません！！ ページ3

『クラクサナリデビ様、私はこのクソガキと仲良くは出来ません！！』

「はぁ？クソガキだって？僕の方が君より遥かに年上なんだけど。
君は敬語も使えないのかい？」


『うわ、根っこの芯から隅々まで性格が腐ってる。
良くそんな性格で神の目が手に入ったわね。』

「Aと笠っち、喧嘩しないで頂戴。」

『う、すみません、クラクサナリデビ様•••』

「チッ」




うっわ、クラクサナリデビ様に対して舌打ちは無いだろ。
てか名前が笠っちってww

『名前、笠っちって云うんだね。覚えておくけど、宜しくしないから。』


「僕、笠っちって名前じゃないんだけど。勝手にその呼び名で呼ばないでくれるかな？」

『じゃあ、何て云うの。』


私が聞くとコイツはやれやれと云う様な顔をした。

「そう云うのは先ず自分から名乗るもんじゃないの？常識がなって無いね。」


『そう云ってる君もクラクサナリデビ様に舌打ちしてるから君も常識が無いよ。
••••••••A。此れが私の名前。で、貴方の名前は？』


「放浪者。じゃ、もう僕は帰るから。あ、仲良くする気は無いからね。」



そしてその放浪者と云うクソガキは帰って行った。

『私、あのクソガキ、嫌いです。クラクサナリデビ様。
仲良く出来ません。』


「でも、笠っちは優しい時もあるわよ？
きっと仲良くなるわ。」



何処が？！
あんな捻くれ者のクソガキと？
仲良く出来る筈無い！！！

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