捻くれ者のクソガキ【放浪者】

この感情は？•••••• ページ20

『パイモンだねぇ〜』

「うぇ？！オイラか？？！」



パイモンは吃驚した顔で私を見た。
巻き込んでごめんね•••あんなんどっちも選べないし。
選んだとしても世界の終わりだわ。


「君なんかがAを守れるのかな？僕は無理だと思うけど。」

「はぁ？オイラはもしとなったらAを持って飛べるぞ！」


「パイモンはAより小さいから無理だよ」

「きぃぃぃ！！！このヤロー！」




うん、其れは一理あるね。と思ったが、私、どんだけ弱いと思われてんの？？
私だってそこそこ戦えるし。
あの旅人が話していたうっかりパラドって云う奴よりは絶対、戦える。

ここは一つ、訂正しておかなければ。


『あのね君達、私は普通にそこそこ戦えるし。
態々、守ろうとしなくても良いよ？兎に角、早く行こ！！
時間が無くなっちゃう！』


「あ、うん。」
「オイラを置いてかないでくれ〜！」




私達は走って目的地まで行った。


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放浪者side



『パイモン、その花冠、よく似合ってるよ！』

「ホントか！？照れちゃうぞ〜！」



「Aもこの花冠を着けたら？」


『ありがとう、旅人！』





はぁ•••
僕達は特に何の問題も無くスムーズに任務は終わった。

そして今、花畑で冠なんかを作って遊んでいる訳だ。



しかし、何だ、さっきからグルグルと廻っているこの感情は。
凄くドロドロと黒いモノが僕の中で渦を巻く様に廻っている。
そういえば、何故、僕はAと一緒に何処かに行こうと誘おうとしてたんだ？

クラクサナリデビが言ったから？
仲良くなる為？



『ちょ、旅人•••！くすぐったいって••••‼』

「Aってこう云うの結構敏感？」




ザワザワと僕の中でドロドロとした黒いモノがまた騒ぎ出した。


そこで、気付いてしまった。
旅人には見せて僕には見せない表情や声、動き。

其処から来たのだろう、この感情は。



















僕はAが好きだ、と。


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なんか毎度すみませんって云う感じなんですが、次回作を作る時に“ヤンデレ”って需要ありますか？
私、ヤンデレの方が書きやすくてこの作品が終わって暫くしたらディルックか万葉のヤンデレ作品を
作ろうと思ってまして•••

ご意見をどうかお聞かせ下さい•••！

お誘い？•••→←取り合い

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