捻くれ者のクソガキ【放浪者】

カウンセラーナヒーダ ページ16

No side



「笠っち•••其れは普通に誘えば良いと思うわよ？」

「だから、其れが分からないって言ってるんだよ！」




「うーん、そうねぇ。“今、暇？”っ聞いたら？」



ナヒーダはコテンと首を傾げ、放浪者を見た。
対し、放浪者は、「その聞き方は“ナンパをする奴がやる事”だろ！！」
と心の中で半分ブチギレていた。

『んん••••』


放浪者の腕の中で静かにしていたAは周りの音で少しだけ顔を顰めた。
其れに気付いたナヒーダはAに近づくと、



















ペチィン！！！


とAの肩を叩いた。
放浪者は急な事に「は？」と声を漏らす。

すると当然の様にAは叩かれた痛みで飛び起きた。




『？！！え、痛ッッッ！！！』


しかし、飛び起きたのは人形では無く、精霊の方のAだった。



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(今回こそ恋愛ものをちゃんと作りたい)

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