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4day-01 ページ30

ー2016年1月6日 水曜日ー



棗に抱きしめられている..

その隣には椿兄さん。


暖かい...あと4日で触れられない距離に戻る。


ぎゅーっと棗に抱き付いてから、新しい朝か始まった。



冬休みの学生たちはのんびりと起きてくる。


昴 「…はよ。」


『おはよう、昴。』



朝食を出せばちゃんと噛んでいるか不安になるくらい、早い。

昴と棗..


昴 「ん?どうした?」


『ううん、なんでもないよ。
これからバスケに行くの?』


昴 「あぁ、明日はライバル校との試合なんだ。」


『そうなんだ。昴の試合見てみたいなぁ。』


お皿を片付け、食後のお茶を淹れていた。
社会人組は仕事に出たから家の事は任せられている。



昴 「見に来るか?」


『えっ…いいの?』


昴 「むしろ来てくれ。Aねぇが見てくれるなら気合い入りそうだ。」


照れながら笑う。
弟はいくつになっても可愛くて、明日が楽しみだった。


絵 「..おはようございます。」

侑 「おはよう。」


同級生の二人組も起きてきたから、もう一度キッチンに戻った。
昴と侑介は絵麻ちゃんが好き。
二人ともほんのりと顔に赤みが差している。



昴 「ご馳走さま。いってくる。」


『いってらっしゃい。頑張ってね。』



侑 「聞こえたんだけど、俺も明日一緒に行ってもいいか?」


嬉しそうに聞いてくるから、やっぱり可愛いと思う。

大学までの道のりが不安だったから、侑介の申し出は非常に有りがたい。


『絵麻ちゃんも一緒に行かない?
昴の応援。絵麻ちゃんいたら昴も喜ぶ「行きません!!」……そっか。』


そんなに大きな声を出さなくても聞こえているのになぁ。
やっぱりあまり好かれてはいない。

もしろ嫌われているか。


心配そうに私たちを見比べる侑介に笑って見せるけど納得はしていないのかな。



二人で話すのも難しそう…あと4日だけだから。
貴女の居場所は取らないから。




侑 「どうしたんだ?」


絵 「食欲ないので..ご馳走さまでした。」


「...」


声をかけたくても、うまく言葉が見つからない。


不思議がる侑介をよそに、長い髪を揺らしながら光兄さんがコーヒーの催促にキッチンに来た。



.

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ゆうり - 曇りのち椿の続きが気になります!!!更新頑張ってください!!! (2016年9月27日 19時) (レス) id: 9a740452e6 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - アップルキャンディさん» もちろん覚えているよ。コメントありがとう!お互い更新頑張ろうね! (2016年2月8日 9時) (レス) id: 7fadd6fd7b (このIDを非表示/違反報告)
はなな〜☆ - あったかくも切ないお話ですね… ラストはどうなるんだろう?続きが気になります!とても素敵な作品です!モカさんの作品、大好きです♪更新、頑張ってください! (2016年2月8日 0時) (レス) id: f2b435662e (このIDを非表示/違反報告)
アップルキャンディ(プロフ) - モカちゃん、お久しぶりです。私のこと、覚えてるかな…?て、私の勘違いだったらごめん(笑)モカちゃんの作品、あったかさがあって好きだな♪キャラがめっちゃ大切にされてる感じがある。更新楽しみにしてる! (2016年2月7日 22時) (レス) id: 6b17a8d120 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ泣きそうになって読んでます…笑 次の展開が楽しみです♪( ´▽`) (2016年1月21日 10時) (レス) id: c66d99a0c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モカ | 作成日時:2016年1月5日 17時

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