2day-06 ページ18
椿's story.
今日はAと一緒に寝る約束をした!
早くはないけどいつもよりは早い22時前に家についた。
椿 「A起きてるかな〜?」
梓 「椿は、怖くないの?」
車からリビングまでの移動中、昨日から大人しい梓と歩いていた。
怖くないのかぁ...
椿 「おばけなんだろうけど、Aじゃん?
怖いより、また会えて嬉しいんだ。
届かない声だって思ってたけど、目の前にいるのはAだからさ。」
これが知らないオバケだったらめちゃこえーけどさ。
梓 「そうだね。非現実的だから疑ってばかりいたけど、あの笑顔も口調もAのものだね。」
ロフトからひか兄の声が聞こえた。
「突然現れて、消えるのも突然なのか?
予告なしは困る。教えておけ。」
『今日を入れて6日…
目覚めた時に7日で今までの生活に戻るって声が聞こえたの…』
俺は梓と顔を見合わせた。
あんなこと聞いておきながら梓だってAだと信じているんだろ?
めちゃ泣きそうな顔してるもん。
つか、あと6日って...
Aだって..消えたくねぇよな?!
泣いてる時間が勿体ない!
俺はいつものテンションでAに抱き付いた。
こんなに暖かくて、抱き返してくれるのにまた居なくなっちまうのか..?
流れ落ちそうになる涙を必死に堪えて、ぎゅっと強く抱き締めた。
『椿兄さん痛いよ〜』
椿 「ごめんごめん!いつもは梓が止めに入るのに〜。
今日一緒に寝るじゃん?梓も一緒に寝ようぜ!
あ!仕方ねぇから棗も呼ぶか?」
抱き締めてるからAは俺の顔見えない。
でもソファーに座るかな兄とひか兄は見える。
俺と梓が話を聞いた事、わかったみたいだ。
『小さいときみたいだね。よく4人で寝たよね。
椿兄さんの部屋、キレイなの?』
梓 「足の踏み場もないよ。
A、申し訳ないけど片付けを手伝ってくれないかな?」
椿 「そんじゃ梓とAよろしくな〜!
俺、棗に電話しとくから。」
二人が部屋から出ていくのを見て、Aが座っていた二人の兄の間に座った。
要 「話、聞こえてしまったね..」
光 「この現象が弥や..きっと棗の会いたい気持ちが引き起こした物何だろうけど不思議だな。
神様ってのも意地が悪い。
また引き離し悲しませるなら、会わない方がましなのにな。」
椿 「いーや。俺は意地悪な神様に感謝してるよ。
どんな姿でもAに..ずっと会いたかった..」
Aの前では耐えていた涙が溢れた。
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ゆうり - 曇りのち椿の続きが気になります!!!更新頑張ってください!!! (2016年9月27日 19時) (レス) id: 9a740452e6 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - アップルキャンディさん» もちろん覚えているよ。コメントありがとう!お互い更新頑張ろうね! (2016年2月8日 9時) (レス) id: 7fadd6fd7b (このIDを非表示/違反報告)
はなな〜☆ - あったかくも切ないお話ですね… ラストはどうなるんだろう?続きが気になります!とても素敵な作品です!モカさんの作品、大好きです♪更新、頑張ってください! (2016年2月8日 0時) (レス) id: f2b435662e (このIDを非表示/違反報告)
アップルキャンディ(プロフ) - モカちゃん、お久しぶりです。私のこと、覚えてるかな…?て、私の勘違いだったらごめん(笑)モカちゃんの作品、あったかさがあって好きだな♪キャラがめっちゃ大切にされてる感じがある。更新楽しみにしてる! (2016年2月7日 22時) (レス) id: 6b17a8d120 (このIDを非表示/違反報告)
朔 - めっちゃ泣きそうになって読んでます…笑 次の展開が楽しみです♪( ´▽`) (2016年1月21日 10時) (レス) id: c66d99a0c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モカ | 作成日時:2016年1月5日 17時