明日を描こう (ページ19)

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そして、次の日になり、手が開けられない翔に代わって、雅紀と智が和の病室に来ていた。

智『和？これからね、かずのお鼻からこれを入れるよ。ちょっとしんどいかもしれないけど、体は少し元気になるからね？』

和『？、なぁにー？』

智が手にチューブを持ちながら、和に説明するが、いまいち理解できていないようだった。

その間に雅紀は和の背中に周り、後ろから支えつつも固定する体制になる。

雅紀『大丈夫だよー和。智にぃににいたくないようにしてもらおうねー？』

智『ちょっとちょっとそんなにプレッシャー与えんなよ笑もうー、じゃあ早速やっちゃおうかなー
　はーい和くーん入れていくよー』

和『んー！ふぇ‥やぁー！』

和はチューブが入っていく違和感に泣きながら、身をよじらせようとするが雅紀の固定が固く、全く抵抗できない。

智『おーおー笑こんだけ大きいお口開けて泣いてたら、ちゃんと通ってるか見えるわ笑もうすぐだからねー…はい！もう入ったよ』

しっかり胃まで入っていることを確かめるために、智が聴診器で音を確認していく。

智『うん。ちゃんと入ってるね』

雅紀『よく頑張ったねー和ちゃん！もう終わりだよー！』

雅紀が和の鼻とほっぺたにテープで固定し、無事に終わったが、和はまだヒクヒクしていた。

和『いやだったぁのー、ぐすっ‥いたっ‥か‥たの』

智『えー？痛かったのー？智にぃに頑張ったんだけどなー、でも偉かったね和。』

そんな会話をしていると、合間ができたのか潤が病室に入ってきた。