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もう!信じらんない!


いっつも人をバカにするんだから。



あ、赤司君だ。


廊下を歩いていると荷物いっぱいの赤司君を見つけた。



『赤司君!少し持つよ。』



赤「あぁ、Aありがとう、助かるよ。」



『任せて!力はあるからね。』



赤司君は学年成績トップの超将来有望君。


人望も厚く、先生からよく頼まれごとをされるそうです。


優等生も大変だな。



『って…これ何?』



赤「LEDイルミネーションライト。学校を装飾するらしい、クリスマス仕様に。」



『うちの学校、ツリーみたいな大きい木があるからそれに飾ったら凄そうだね!』



赤「ああ。クリスマスは誰かと一緒に過ごす予定あるのかい?黄瀬か?」



『え?涼太?ないない!私彼氏いないしね。赤司君は?」



赤「残念ながら俺も相手がいないな。そうだ、うちでパーティーしないか?黒子達には声かけるから。」



『本当!?行く行く!赤司君ありがとう。』




赤「どういたしまして。」クスッ



装飾品を無事に送り届けて、私は教室に戻った。



あれ?誰もいない。



あぁ、次は視聴覚室だったっけ。



行かなきゃ。




ペンケースを取ろうと机に向かう。




まだ私と涼太の机、くっついたままだ。




ずっとこのままでいいのにな。



なんて考えながら机の中を覗き見る。



えっと…ペンケースは…っと。




バッシャーン




っ!?




冷たっ!何?




気がつくと髪も制服も上履きもビショビショに濡れている。




『え?』




後ろを振り向くと、涼太の元カノと他数人女子が私を睨みつけている。




「ちょっと、黄瀬君になれなれしくしないでよ。」



「幼馴染だか従兄妹だか知らないけど、うっとーしいのよ!」



「黄瀬君はみんなの物なんだからね。」




はい?何か勘違いしてない?




そのまま女子達は行ってしまった。




うぅ、寒い。とりあえず着替えよう。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 彼女   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:moana | 作成日時:2017年10月18日 14時

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