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桃「あー!こんなトコにいた!もー、今日は桐皇に顔出す日でしょ…あ、A!どしたの!?こんなトコで。」
『さつき…あ、いやぁ。』
青「また黄瀬に振られたんだってよ。」
桃「大ちゃんは本当デリカシーないんだから!このガン黒!」
青「おいっ!」
『あ、でも本当なんだ。振られたというか、また彼女できちゃって……。本当チャラ男なんだから。』
桃「また!?きーちゃん何やってるんだろ。私に任せて!」
『え?』
青「さつき、お前何する気だよ?」
桃「大ちゃんは黙ってて。こういう時は赤司君だよ!」
とまぁ、授業をサボるわけがない赤司君にはお昼の時に時間を作ってもらうことになりました。
赤「……なるほど、昨日のことはよくわかったよ。ただ、Aはどうしたいんだい?」
『私は…涼太に気持ちを伝えたいのはもちろんだけど、なんであんな事したのかなって……涼太の気持ちが知りたいな。』
赤「そうか……だがA、今は何もしない方が良い。」
何をおっしゃるんですか赤司様?
『え…それじゃ、私は…?』
赤司君は腕を組んで真剣な表情を見せる。
赤「いいか、一つ言っておく。黄瀬の事も考えてやれ。俺に言えるのはそれだけだ。」
ん?どういう事?
私が何か言う間も無くスタスタと行ってしまった。
桃「赤司君!?もう、赤司君まで…ごめんねA!赤司君ならなんとかしてくれると思ってたんだけど…。」
『ううん、いい。赤司君の言う通り、私は自分の事しか考えてなかったよ。』
桃「A……。」
そう、自分の気持ちを優先してたけど、もう涼太は他の子と付き合ってるし、邪魔しちゃダメだよね。
聞かれたくない事もあるだろうし……。
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作者名:moana | 作成日時:2017年10月18日 14時