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学校に着いたけど、教室に涼太の姿はなかった。
そんな状況にホッとする自分がいる。
あ……
昨日のままの机に気が付き急いで元に戻した。
すると後ろから…
恵「A?どした?黄瀬君と何かあった?」
『めぐぅ……』ぐすん
色川恵…彼女も3年間同じクラス。
中1からの付き合いだが、初めて会った時からウマが合い、仲良くなった。
今では親友と呼べるほど。
そして灰崎君の彼女です。
恵「よしよし、何があった?」
私は昨日あった事を話そうとした。
話し始める前にHR開始のチャイムが鳴る。
恵「あらら、また後でね。」
『うん。』
先生が来る前に席につく。
って事は涼太も……
はい、隣に座っております。
あぁ…気まず過ぎて逃げ出したい。
黄「Aっち……、色川さんと何話してたんスか?」
『え?か、関係なくない?』
黄「いや、昨日の事とか話してるんだったらやめた方がいいっスよ。」
『何言ってんの?』
涼太が心配そうに私の顔を見る。
なんでそんな目で見るの……ずるい。
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作者名:moana | 作成日時:2017年10月18日 14時