喪失 ページ26
病院に着き急いで涼太のいる病室に向かった
廊下で征と会う
赤司「急がせて悪かったね……」
A「うぅん……連絡くれてありがとう。」
病室に入るとまた涙が出てきてしまう
涼太が目を覚ましてベッドに座っている…
本当に涼太なんだ……
A「涼太…」
赤司「彼女の血を分けてもらったんだ。黄瀬が稀少な血液だったとは思わなかったな。」
征がそう言うと涼太は私の顔を見てぺこりと頭を下げた
黄瀬「あ、ありがとうっス…えっと……名前は？赤司っちと知り合いなんスか。」
A・征「「っ！？」」
黄瀬「…？」
え…？
私と征は驚いたが、涼太もそんな私達を見て驚いている
黄瀬「あれ…？なんスか2人とも？」
赤司「あ、いや…黄瀬、彼女がわからないのか？」
A「…」
黄瀬「ん〜…？こんな綺麗な人見たら忘れないと思うんスけどね。」
首を傾げてニコッと笑う涼太の笑顔は今まで通りだ
だからこそ私の事がわからないと言うのは本当なのか疑ってしまう
A「私茶川Aです、よく仕事をご一緒させてもらってました。」
黄瀬「そうなんスね、よろしくっス茶川さん。」
茶川さん…
ニカって笑う涼太は本当に私の事がわからない…というか忘れてしまった？ようだ
征が言うには他の知人の事はみんなわかっていたみたい
私だけ…？
私はトイレに行ってくると行って病室を出た
病室からは征と涼太の話し声が聞こえてくる
赤司「本当にわからないのか？」
黄瀬「いやぁ、わからないっスね……つーか赤司っちの彼女なんスよね？じゃぁ別に知らなくてもおかしくないっしょ……」
赤司「まぁそうなんだが……」
黄瀬「もしかして俺、茶川さんと何かあったんスか？」
赤司「いや……」
そんなやりとりが続いていた
私は病室から離れて最上階のラウンジに行く事にした
外は雲が厚く大雪だった
ウッドデッキに出て雪景色を眺めながら色々な事を思い出す
取材で涼太とデートした事
涼太とハンバーグを作った事
涼太とお祭りに行った事
エレベーターでの事
全て涼太との事だった……
自分でもどうしてかわからないけど、
きっと……涼太が事故に遭って、私の事を忘れてしまった事がショックだったんだろう
でもこのまま思い出さないで貰った方がいいのかもしれない……
征の為にも
涼太の為にも
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くろろ - 二次元とは言え夢主の誠意がない行動に女として理解できません。 (2018年8月29日 19時) (
レス) id: 90a97133b1 (このIDを非表示/違反報告)
くろろ - 読みました。実際プロポーズ受けて了承したら婚約成立しますし、やっぱり他の男好きだから婚約破棄となると慰謝料などかかるし社会的信用も失われるので皆に祝福されるとかは基本ありませんよ。 (2018年8月29日 19時) (レス) id: 90a97133b1 (このIDを非表示/違反報告)
moana(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます☆きゃぁ！ドキドキしてもらえてとっても嬉しいです(^o^)もっとドキドキしてもらえるよう頑張ります！ (2018年8月9日 13時) (レス) id: b054b9f21a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 久しぶりに読んでいてドキドキしました(*'ω'*)更新楽しみにしています！∩^ω^∩ (2018年8月9日 13時) (レス) id: c60bf80b6c (このIDを非表示/違反報告)
moana(プロフ) - 彩香さん» コメントありがとうございます☆文章能力がない作者ですが…そのお言葉すごく嬉しいです（ ; ; ）ノロノロ更新したりするかと思いますが頑張ります！！本当にありがとうございます！ (2018年8月9日 11時) (レス) id: b054b9f21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moana | 作成日時：2018年8月7日 13時
