助けてくれたのは ページ23
駅に着いた
今日はまたすごい混んでるなぁ……
土曜日っていつもこんなだっけ？
私はドア側に立ち窓から外を見て色々考える
平日と違ってスーツの人は少ない
早く降りたい……そう思っていると私はまた痴漢に遭ってしまう
A「っ……」
うそ…なんでこんな時に！
前に涼太と一緒だった時にも痴漢に遭ったことを思い出した
涼太は許さないって言って痴漢を捕まえてくれたっけ……
そうだ、痴漢する奴が悪い……
だから私は捕まえて痴漢だと叫んでやろうと思いその手を掴もうとした……
ガシ！
え！？
逆に手を掴まれドア側に押し付けられた
身動きが取れない……
私はまた怖くなり言葉も出なくなってしまった
遊園地での勇気はどうしたんだって自分でも思う
慣れた手つきで体を触ってくる痴漢
本当やだ……気持ち悪い
スカートの中に手を入れられそうな時
その手は前の時みたいに急に消えた
「ちょっと！」
A「っ！？」
「いってぇ！」
痴漢のおじさんの手を掴んでいたのは……
A「れ、レアさん！？」
レア「ふざけんなじじぃ！この子に謝れ、痴漢なんて下衆いことしてんじゃないよ！」
「は？俺何もしてねーし！」
レア「じゃぁ、この手についてる繊維調べてもいい？」
「何言って……！？」
レア「彼女のスカートの繊維も調べたらハッキリわかっちゃうよ？」
おじさんは次の駅に着いた途端、レアさんの手を振り払い逃げて行った
周りは拍手の嵐だ
A「あ、あの……レアさん、どうもありがとうございます！」
私は助けてくれたレアさんにお礼を言う
レア「あ、あなた……征ちゃんの？」
どうもと挨拶すると彼女は涼太のお見舞いに行くと話してくれた
A「私もです……」
レア「涼ちゃん、目を覚まさないんだってね……」
A「そうみたいですね……」
私達は電車から降りて病院に向かう
レアさんはシュンとしながら話し出した
レア「あのさ、私ずっと謝りたかったんだ。涼ちゃんと付き合うとか全部嘘、ごめんね……」
A「いえ、涼太から聞いてました。でもどうして嘘なんかついたんですか？」
レア「あなたが可愛かったからついいじめたくなっちゃったんだ……あの嘘がなかったらあなたと涼ちゃんは今頃……」
なぜかレアさんが号泣してしまった
泣かないでと焦る私に涙ながらさらに話してくれた
レア「涼ちゃんね、あなたのこと好きだったんだよ。多分今でも……」
A「そんなこと……」
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くろろ - 二次元とは言え夢主の誠意がない行動に女として理解できません。 (2018年8月29日 19時) (
レス) id: 90a97133b1 (このIDを非表示/違反報告)
くろろ - 読みました。実際プロポーズ受けて了承したら婚約成立しますし、やっぱり他の男好きだから婚約破棄となると慰謝料などかかるし社会的信用も失われるので皆に祝福されるとかは基本ありませんよ。 (2018年8月29日 19時) (レス) id: 90a97133b1 (このIDを非表示/違反報告)
moana(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます☆きゃぁ！ドキドキしてもらえてとっても嬉しいです(^o^)もっとドキドキしてもらえるよう頑張ります！ (2018年8月9日 13時) (レス) id: b054b9f21a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 久しぶりに読んでいてドキドキしました(*'ω'*)更新楽しみにしています！∩^ω^∩ (2018年8月9日 13時) (レス) id: c60bf80b6c (このIDを非表示/違反報告)
moana(プロフ) - 彩香さん» コメントありがとうございます☆文章能力がない作者ですが…そのお言葉すごく嬉しいです（ ; ; ）ノロノロ更新したりするかと思いますが頑張ります！！本当にありがとうございます！ (2018年8月9日 11時) (レス) id: b054b9f21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moana | 作成日時：2018年8月7日 13時
