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メカクシコード・13 ページ27

数分が経ち,空気もある程度緩んでいた。
もちろん客観的には何も変わらないのだが,少なくともメカクシ団の面々は。
「なんとかやっつけられませんかねえ。皆さんの『能力』で」
・・・打開策を考えられる程度に。
「奴らを撃退するってことか?あまり期待しない方がいい。俺たちの中に,銃を持った奴を相手にできる程の武闘派はいないぞ」
「そうですか・・・」
サクがふと顔をあげた。
指を鳴らし,「そうだっ!」と立ち上がる。
「ね,私が全員の意識を一気に逸らしちゃえばいいんじゃない!?」
「却下だ」「絶対ダメ!」
「え,桃ちゃんまで・・・」
キドはあきれた声を出した。
「一気に逸らすって,よくそんな自信持って言えるな。ほぼ全員が緊張してるこの状況で,100%成功するのか?そもそもお前,完璧にできた試しがないだろう」
「う・・・・・・まあ」
「逃げるにしても,この施設の電気系統が向こうの手にあるんじゃ,このシャッターを開けることはできん」
「捕まってますもんね,お兄ちゃん」
うなだれるサクに苦笑しつつ,キドのケータイ・・・厳密にはカノからのメール・・・を見る。
兄が写った部分を拡大して・・・気づいた。
「・・・もしかして!」
「お,何かあったか?」
「何なに?何か見つけたの?」
モモは,ゆっくりと顔を上げた。

「・・・私,思いついちゃったかもしれません!」

メカクシコード・14→←お知らせ!です。



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白雪 - 尊いですわ。 (2019年8月9日 21時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)
霜奈(プロフ) - yryoukayさん» コメントありがとうございます!長い間返せなくてすみません、こっちの方はしばらく見ていなくて…。頑張ります! (2017年4月9日 10時) (レス) id: 2732718bb3 (このIDを非表示/違反報告)
yryoukay(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい! (2017年3月15日 22時) (レス) id: 4393c94d6c (このIDを非表示/違反報告)
霜奈(プロフ) - ペンネグラタンさん» いえいえ! (2016年11月23日 14時) (レス) id: 2732718bb3 (このIDを非表示/違反報告)
霜奈(プロフ) - 二次元ちゅーどくさん» コメントありがとうございます!なんて嬉しい&ありがたいお言葉…!こんなので良ければ、どうぞ和んでください♪ (2016年11月23日 14時) (レス) id: 2732718bb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霜奈 | 作成日時:2015年8月31日 9時

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