ファン家のマンネは紅一点 ４

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私を挟むように隣に座ろうとしたミニョクさんとキヒョンさんの身体を押すと、代わりにウォノさんとジュホンさんが隣に座った。


ショヌさんとチャンギュンさんは二人並んで机の上に組んだ指を置き、何も言わずにこっちを見ていた。

一人は相変わらず柔和そうな顔をしてるし、もう一人は審査員みたいな顔をしている。


ヒョンウォンさんは興味の無さそうな顔で誰もいないステージの方を見ていた。

このグループ、みんなこうだったら良かったのに。





WH「Aは何でコラボステージ出ないの？今日、女の子のグループと合同ステージなんでしょ？」

KH「オレ、お前が女子グループに混ざる方に賭けてたのに」

MH「オレは男装して出てくる方に賭けてた！」

__「毎回賭けなきゃ気が済まないんですか？」

MH「どっちも外れちゃったじゃん。なんでAだけハブられてんの」

__「私はちょっと、周りがごたごたしてたから参加出来なかったんです」

KH「ごたごたって？」

__「……すみません。二人のお兄さんならこのマシンガントーク、エンジンがかかる前に止めて貰えませんか？」





隣に座るウォノさんの方を向いてそう伝えるけど「うーん……」と曖昧な返事を苦笑いで返されてしまった。

テーブルの向こう側にいるショヌさんを見ても、何故か小さく頷かれてしまう。





KH「つうかオレ達が今ここにいるの、正直スンチョルが頼んできたからなんだよ」

MH「Aが一人になるから〜って」

__「……そうですか」

MH「やっぱり……スンチョルもおかしかったけど、Aもたいがい反応がおかしいよね」

KH「お前達もしかしてケンカでもした？」

MH「スンチョルとAが？まっさか〜、こいつらいっつもべったりじゃん」

KH「とうとう兄離れの時期か」





相変わらず話は止まらないみたいで、ゲラゲラと二人で肩を叩きあっている。


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