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episode129 ページ41
side〜藤ヶ谷〜
《Aの気持ちはどうなるの？》
《申し訳ないけど、今のあなたに娘は任せられないわ…そんな方だとは思わなかったわ》
《ハッキリしてよ…2人の幸せを応援するって決めた俺らの気持ちはどうなるの？》
《黙ってないで何か話せよ！》
…情けねーよな。ほんとに情けねーよ。
違うってすぐに否定すればいいのに…
否定すればこんなことにはならなかったのに…
チラッ
あ「…(泣)」
…好きな人を泣かせるとか最低じゃん…俺。
藤「ごめんな。泣かせるなんて俺最低だよな…」
あ「…」
藤「すぐに否定すれば良かったんだ。北山の方が良いんじゃないかって思ってなかったから…でもすぐに否定出来なかったっていうことは、そう思っていたんだよな…。ほんとに情けねーよな。ごめん」
あ「…」
藤「周りの気持ちや意見とかを気にするより、俺ら2人の気持ちを気にして大事にするのが大切なことなんだよな…」
マジで何やってんだよ…俺。
藤「なぁA…こんな俺だけど許してくれる？これからも一緒にいたいって思ってくれてる？」
【私が好きなのは太輔だけ。だからさっき否定してなかったから、好きなのは私だけなのかなって】
…やっぱりそうだよな。
【でもね？私はやっぱり太輔がいいの】
藤「A…」
【みっくんでもなく、せんちゃんでもなく、みやでもなく、わったーでもなく、たまでもなく、ニカでもない。太輔がいいの！】
ギュッ
藤「ありがとう…A」
Aのこと好きになって良かった…
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作者名：ぷぅがや | 作成日時：2019年4月4日 16時
