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四十七本 ページ48

no side





「Aは……僕の考えてること、分かるよね?」


『!』


「さすが僕のA!
じゃあ色々と準備してくるから
Aと伊地知は悠仁とここに居てね。」


「はい。」


『!』





そう言って五条と家入が出て行き、
部屋には3人が残る。





「……あのー伊地知さん、」


「はい。」


「俺の服って……ある?」


「……取ってきても大丈夫でしょうか?」


『ば、れ……な、い、よー……に。』


「分かりました。すぐに取ってきます。」





間に合わせの服を着ていた虎杖。
伊地知はAに後を頼んで出て行った。





「……先生、」


『?』





虎杖がポツリと呟く。
その表情は珍しく暗かった。





「言いたくなければ良いんだけどさ、
先生って何で喋れないのか……聞いても良い?」


『!』





Aは少し驚いたように虎杖を見てから
そっと喉に手を当ててゆっくり話し始めた。


喉の事は別段、隠している訳ではないし、
聞かれたら答えようとは思っていたので
虎杖に話す事は何の問題も無かった。






『…父、の…の、ろ、い。』


「ッ!」





Aは喉を抑える手に力を込め、
少し喉が締まりながらもあの日(・・・)のことを話した。





「……ごめん先生。」


『だ、いじょ、ぶ。……?ゆー、じ?』






俯いたままの虎杖にAが声をかける。





「ごめん、先生。俺が負けたから、ごめん!!
絶対先生を傷付けないし、必ず戻るから!!」


『!!』





バッと顔を上げて謝った虎杖。
そして次の瞬間、Aは後ろへ飛び退いた。

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りんごりんご - え、神ですか?こんなに作品の組み立てが上手なの、なかなか無いですよ!神ですか?いや神ですよね? (2021年1月31日 18時) (レス) id: f29ad8ba49 (このIDを非表示/違反報告)
くらくしょん - すごくお話をかかれるのが上手なんですね!、読んでいてとても楽しかったです、これからも頑張ってください (2020年12月6日 16時) (レス) id: 15035c8d2a (このIDを非表示/違反報告)
- 深凪さん» めっさ分かる!唇ちょっとピンクいのがめっちゃ可愛くて、五条先生のカッコいい感じとか余裕がある感じとのギャップヤバくてマジえらい。 (2020年11月30日 19時) (レス) id: 78401eb32b (このIDを非表示/違反報告)
深凪 - アニメ作画良すぎですよね!!私も五条先生の唇ぷるっぷるやんって思ってたので同じこと思ってる人がいて嬉しいです(笑)小説とっても面白いです!更新待ってます!! (2020年11月18日 22時) (レス) id: a6413cd937 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 凄い面白いです!無理のない範囲で更新頑張って下さい! (2020年11月18日 16時) (レス) id: 32b6d86f2d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年10月25日 22時

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