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no side
「頭ッ……!!」
「ちょ、木葉、待って!」
「お前ら2人とも待てって!」
木葉を筆頭に猛ダッシュする3人。
Aは髪の毛を下ろしサダコの様にしてから
足を枝に引っ掛けて準備をする。
「ハァッ……も、もうすぐ出口……」
「と、とりあえず歩こう……」
「疲れた……」
速度を落とし歩き始めたところで
Aは勢いよく体を枝から投げ出した。
『ばあ!』
「「「わぁぁぁあ!?!?」」」
足だけで体を支え
ゆらゆらと揺れながら笑うA。
木葉達は再び走って裏山から飛び出す。
「ッ、クオリティ高すぎんだろ!!」
「普通に怖い!」
「脅かし役のプロ!?」
ゼェハァと肩で息をしながら
木葉達は悲鳴に近い声で嘆く。
『あ〜楽しかったぁ〜』
「めっちゃ走って楽しかったっス!」
「赤葦見たか!?木葉達の顔!」
「ええ。」
「お疲れメガネ君。」
「月島です。」
ワヤワヤと裏山から出て来るA達。
Aのお肌はツヤツヤである。←
「お疲れ様〜
じゃあAちゃん達のチームは待機で……
ドンドン次行きましょ〜」
白福が次を促していく。
A達は悲鳴を上げる皆の様子を眺めながら
自分達の番を待った。
.
「はぁ〜……意外と怖かった……
さて、お待ちかねAちゃん達の番だよ〜」
『はーい。……人少なくないですか?』
「気のせいだよ!」
宮ノ下の笑顔に押され
A達は裏山に放り込まれる。
「暗いっスね〜……」
「Aの用意した道具も提供してるしなぁ……」
『何だよそんな顔して!!楽しもうよ!!』←
Aはヘイヘイヘイと両こぶしを突き上げる。
木兎も真似して突き上げた。
「!」
ふと赤葦が立ち止まる。
視線の先には木の隙間から見える白い布。
「……わざと?」
『可愛い1年生のオバケみたいだねぇ。』
Aは穏やかな笑みを浮かべて
木の奥の暗闇を眺める。
「ば……ばぁ!!」
「痛っ……足踏むな日向ボゲェ!」
「影山こそヒジが当たってる!!」
「ふ、ふたりとも……!皆さん来てるよ……!
い、いや他校の先輩と皆の憧れA先輩を
驚かすだなんて私は何てことを……!!」
まともに驚かしたのは谷地のみ。
すぐに反省会を始めたが。
『何この可愛い生き物たち……』
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シマエナガ - めっちゃ面白いです!これからも執筆頑張ってください!応援してます! (4月11日 16時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
sky☆ - この話大好きです!これからも応援します! (2022年4月20日 23時) (レス) @page18 id: 9b1daafc8e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ひにゃ。さん» コメントありがとうございます!全力で挑んで来ます!応援嬉しいですっ!頑張ります! (2020年9月23日 20時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます!頑張って更新しますので楽しんで頂けたら幸いです…!! (2020年9月23日 20時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃ。(プロフ) - 受験頑張ってください...!応援しています...! (2020年9月23日 18時) (レス) id: 53ba08356b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年9月7日 18時