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貴女side
『ただいまー』
「「「おかえり。」」」
ん!?今3人くらい声しなかった!?
え、ここ自分の家だよね!?
とりあえず部屋にカバンを置いて
居間に駆け込む。
「久しぶりだな、A。」
『叔父さん!』
「お兄ちゃん、な。」
『お に い ち ゃ ん 。』
叔父さんでも良いじゃんか。叔父さんだもん。(?)
てか何で叔父さん(お父さんの弟)が居るの?
社長さんでしょ?暇なの?
「失礼なこと考えてんな?お前。帰省だよ帰省。」
『まだ夏休みじゃないし
お兄ちゃん達の稼ぎ時って今頃じゃないの?』
「辛辣……
帰りたい時に帰っても良いじゃんかよぉ。」
『駄目とは言ってないデス。』
「生意気な高校生だな。」
本当はおじいちゃんとおばあちゃんが心配で
戻って来てるのは知らないフリしてあげるよ。
ジト目で見てくる叔父さんに軽く笑って
向かいに座るおじいちゃんに出張のことを話す。
「烏野か……懐かしいな。
よく売り込みに行ったもんだ。」←
『スポドリの粉?』
「粉もプロテインも何でもだよ。
俺もバレーは好きだからね、いい商売相手だった。」
『おじいちゃんすげぇ。』
売り込みに行ったって初耳。
いやまあ……
叔父さんはおじいちゃんの会社を継いだ訳だし?
何も不思議は無いんだけどさ。
「そういえば親父、
白鳥沢とか伊達工とかってリストに無いよな。」
「鷲匠の野郎は1回買ったっきりだね。
当時のスポドリはあまり美味しくなかったから。
あと伊達工は監督が若くて知らないからね。」
何か嫌な予感がする。(笑顔)
よし、おばあちゃんの手伝いをしてこよう!うん!
スっと立ち上がった瞬間、
隣にいた叔父さんに腕を掴まれる。
『…………どうしたのお兄ちゃん???』
その手に持ってる紙の束は何かな??
「売り込んで来て♡」
『死にたくないので嫌です。』
「俺みたいなガチの奴が行くと追い返されるから
こう、軽く試してみてね〜みたいな感じで。」
『嫌です。』
頼むよ、と押し付けてくる叔父さん。
ヤダって言ってんじゃん。←
止めてよおじいちゃん。
「鷲匠には言っておくから。」
『鷲匠監督って怖い人でしょ?無理無理無理。』
「大丈夫。俺の孫だと言えば手は出さないよ。」
『おじいちゃんも怖い。』←
追記:祖父は昔ヤンチャしてた人だった。
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沙羅(プロフ) - 紗奈さん» コメントありがとうございます!頑張って書かせて頂きますっ!!駄作ですが、よろしくお願いします!! (2020年5月15日 19時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 面白いです!最新楽しみにしてます!!! (2020年5月11日 23時) (レス) id: fdb9b132f1 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - みつさん» コメントありがとうございます!そう言って貰えるとさらに励みになります!全力で頑張りますので、今後もどうぞよろしくお願いします!! (2020年5月7日 11時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
みつ - 本当に面白い。読んでて楽しかったです。次に次にと読みたくなりました。また、楽しみにしてます。 (2020年5月7日 8時) (レス) id: e09414f65d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - れんげさん» コメントありがとうございます!そ、そそそそんな滅相もない!!読みやすいなんて嬉し過ぎます……!!ありがとうございます頑張ります!!どうぞ今後もよろしくお願いします! (2020年5月3日 18時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年5月1日 20時