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卌参 ページ28

no side





「うむ!そういうことか!
だが知らん!
「ヒノカミ神楽」という言葉も初耳だ!

君の父がやっていた神楽が戦いに応用できたのは
実にめでたいが この話はこれでお終いだな!!」




言い切った煉獄。

炭治郎は焦り顔である。




「俺の継子になるといい。面倒を見てやろう!」

「待って下さいそしてどこを見てるんですか」

「炎の呼吸は歴史が古い!」




そう言って煉獄は呼吸について話し出す。




「炎と水の剣士はどの時代にも必ず柱に入っていた。
炎・水・風・岩・雷が基本の呼吸だ。
他の呼吸はそれらから枝分かれしてできたもの。
霞は風から派生している!」


『ちなみに私の木霊はよく分からなくてね。
恐らく"光の呼吸"と"音の呼吸"、
お師匠の"樹木の呼吸"が混じっているんだ』


「Aさんの"光の呼吸"は
我々 基本の呼吸を使う者と同じ強さだ!

ところで溝口少年!君の刀は何色だ!」





一通り説明を終えた煉獄は再び話し始めた。

溝口って誰だよ。←





「────俺の所で鍛えてあげよう!もう安心だ!」





炭治郎の刀が黒刀だと知って

面倒見のよさを発揮する煉獄。いい人だ。





「うおおお!!すげぇすげぇ速ぇええ!!」


「危ない馬鹿この!!」


「俺外に出て走るから!!
どっちが速いか競走する!!」


「馬鹿にも程があるだろ!!」


「危険だぞ!いつ鬼が出てくるかわからないんだ!」


『いや外に出たら危ないんだよ』←





煉獄の言葉に善逸は絶句。





「嘘でしょ鬼出るんですかこの汽車!」


「出る!」


「出んのかい嫌ァ──────ッ!!
鬼の所に移動してるんじゃなく
ここに出るの嫌ァ──────ッ俺降りる!」





叫ぶ善逸にAと煉獄は説明を補足する。





『短期間のうちにこの汽車で
四十人以上の人が行方不明になっていてね』


「数名の剣士を送り込んだが全員消息を絶った!
だから柱である俺が来た!」


「はァ──────ッなるほどね!!降ります!!」


『伊之助君みたいに窓から?』←


「ンンン無理です!!」←





さらに叫ぶ善逸。

その背後にゆらりと人影が揺れた。









.









.









「切符……拝見…致します……」

卌肆→←卌弐



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沙羅(プロフ) - 邑さん» コメントありがとうございます!!長らくお付き合い頂いて本当に嬉しいです……!芽吹お師匠のところは私も書いてて泣きそうでした……今後は宇髄さん以外にも沢山の方が登場予定なので、ぜひよろしくお願いしますー!! (2020年2月2日 18時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
- 前編から読ませて頂いています、凄くこの作品好きです!!師範のところ、もう、涙がぼろぼろでてきました...!! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 451c1f62e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年1月26日 21時

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