駄菓子が三十九こ ページ42
太宰side
※殆ど会話です
太宰「Aちゃん、その人…他に
何か言ってなかったかい?」
異能力やポート・マフィアの事を話すなんて
限られてくるからね
貴女『えっと…』
太宰「何でも良いんだよ」
貴女『…あ、"徹夜"とか"睡眠"って
仰っておりました!』
太宰「成程……」
はい、確定
もう彼しかいないじゃあないか
太宰「一寸 ごめんね、私は出るよ」
敦 「あ、分かりました」
貴女『?』
国木田君を落ち着かせて外へ出ると
電話をかける
相手は勿論 彼奴だよ
太宰「もしもーし!安吾かい?」
坂口《…何ですか太宰君、今忙しいのですが》
太宰「今朝の事を聞こうと思ってね」
坂口《はい?》
太宰「今朝、何かなかったかい?」
坂口《あぁ…ありましたね、でもそれは……》
太宰「誰にも言わないよ」
坂口《信用なりませんね》
太宰「…女性の命が掛かってるって言ったら?」
坂口《……ハァ、分かりましたよ》
太宰「助かるよ」
坂口《今朝、マフィアの手によって
一人の男が殺されました
只の構成員で小さな組織でしたけど》
太宰「じゃあ重要じゃあないんだね?」
坂口《はい、悪戯のようなものです》
太宰「安心したよ、これで大丈夫だ」
坂口《何がです?それに、その女性とは?》
太宰「駄菓子屋の店主さんだよ」
坂口《鎧戸に挟まれていた方ですか》
太宰「そう、それだよ」
坂口《…彼女、怪我してましたが》
太宰「そうなの?じゃあ治療しないと」
坂口《それに、彼女は目が見えてませんね?》
太宰「よく気がついたねぇ」
坂口《怪我の場所が見えてませんでしたから》
太宰「成程ね」
坂口「
太宰「本当かい?それは大変だ」
坂口《金具がくい込んでましたし
店に戻る時にぎこちなかったです》
太宰「分かった、じゃあそろそろ」
坂口《はい》
太宰「じゃあねー」
ふぅ……
あとは…芥川君をどうにかしないとね
厭だなぁ……憂鬱だなぁ……
そんな事を考えながら探偵社の扉を開ける
そこには皆に囲まれてるAちゃんがいた
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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時