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駄菓子が十八こ ページ20

貴女side


神楽木 A、只今危機(ピンチ)

陥っております。


何故なら……



貴女『またしても迷子で御座います』


如何しましょう……


此処は何処ですか、点字版が無い


何故こうなったかというと


簡単なんです。

お夕飯の買出しに出掛けたら

なんか人混みに押され流され

判らない所に出たようです


貴女『どうしましょぉ…誰かァ…(泣)』


あ、交番!交番に行けば判るかもです!


……交番何処ですか←


私ってばダメダメじゃないですか……


ふと耳を澄ましてみると

川の音がします

サラサラと流るような…


貴女『もしかして、橋の上でしょうか』


高校生「キャハハハ!マジでー?www」←

高校生「マジマジ!ウケるーwww」←


…今時の若い方は言葉遣いがなっていませんね


高校生「ちょっとアンタ邪魔!」


貴女『え』

高校生「え、じゃないわよ!」


貴女『す…すいません』

高校生「この着物ダッサ!www」


めちゃくちゃ着物を引っ張られてます


高校生「なーに?文句あるー?」


貴女『否…痛いです』

高校生「邪魔って言ってんじゃん!」


────ドンッ


貴女『あ……』


脚が地面から浮いてるんですが…

しかも落ちてる気がします


高校生「…ヤバッ」

高校生「行こっ!」


貴女『嘘…』

────バシャーン!!!



冷たい…痛い…寒い…とぉ…様…か…ぁ…様…



私はなんて不幸な人間なんでしょうか……

またしても私の意識は飛んでいった

駄菓子が十九こ→←駄菓子が十七こ



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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時

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