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7話 ページ8

no side



乱歩「Aはあの後は何してたんだ?」

貴方「ん〜色々?」

乱歩「誤魔化しても無駄だからね!」

貴方『う"っ…』



ぐにぃっとAの頬を摘む乱歩。

Aは苦笑いを浮かべる。



貴方『そうだねぇ……
先ずは治を養うために働こうとしたよ』

太宰「それで帰りが遅かったのだね。知ってたけど」

貴方『それから…喫茶店でとある人に会って…』

乱歩「二人でしょ?」

貴方『そうそう』



乱歩はニコッと笑って茶菓子を口へ放り込んだ。



貴方『で、一応は職に就いて…
んー…よく考えると私、働いてばかりだぁ』

乱歩「自由だったのは十代前半まで、だね」

太宰「ごめんね兄さん…」



謝りつつも太宰はAの腕に絡みついた。



中島「その、十代前半は何を…?」

貴方『治のお守りと…皆と遊んでたかな』

中島「皆?」

貴方『そ。俗に云う不良の人達』

中島「え"っ」



楽しそうに笑うAは懐かしい、と呟いた。

それを見た中島は何者なんだろうと疑問を抱く。



貴方『ちょぉっとだけ喧嘩もしたねぇ』

乱歩「……無敗だったくせに」

貴方『何で乱歩君は知ってるんだい???』




乱歩と肩を組んで聞くA。

勿論、乱歩は「名探偵だから」と返した。




中島「お、お強いんですね…」

太宰「今の敦君には勝てるんじゃないかな」

貴方『虎の異能を持つ敦君には勝てないさ』




敦は何でそれを…、とAに聞く。

Aはうふふ、と笑っただけだった。




晶子「……そろそろ善いかい?」

貴方『え、』

晶子「一回くらい善いだろう?」

貴方『えぇ……』



与謝野はイイ笑顔でAの腕を掴み上げる。

Aは引かれるままに立ち上がる。

横にいた太宰と乱歩はそっと目を逸らした。



晶子「今日は特別コースでやッてやるからねェ」

貴方『そ、それはどうも……?』



医務室へと連れ込まれて行ったA。



──────



貴方『あッ……ちょ、与謝野さ、』

晶子「ホラ、目ェ瞑るんじゃあないよ!」

貴方『ヒィッ…!』



──────



太宰「…兄さん…叫ばないね」

乱歩「…(太宰の手前)我慢してるんだろ」

中島「…凄いですね」



残された太宰等は冷や汗を浮かべて

Aの無事を祈っていた。

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沙羅(プロフ) - キミナさん» 閲覧ありがとうございますー!ホントですか!?嬉しいです!!その他リクエストも受け付けてますのでお願いします(笑) (2019年7月8日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
キミナ(プロフ) - リクエストありがとうございます!とても良かったです! (2019年7月7日 21時) (レス) id: e2ae360d42 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - オンさん» 更新後の閲覧ありがとうございます!喜んで頂けて私も嬉しいです!今後のリクエストも是非お願い致します(笑) (2019年7月5日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
オン - ああああああ、ありがとうございました!自分が思っていたよりもとっても素敵でした。コメントの返事や、リクエストの更新、本当にありがとうございました(^~^) (2019年7月4日 20時) (レス) id: 8d5683d37d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - キミナさん» リクエストありがとうございます!一つづつリク消化して書かせて頂きますね! (2019年7月4日 15時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年6月12日 7時

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