15話 おかげで ページ16
_____さんは___えーそうなんですね___
この魚も___どこで_________お安く_____さん__
続いてのコーナーは______意気込みは_____
カチッカチッカチッカチッ…………
…………?あれ、私何をしていたんだっけ…
薄らと目を開けると、信号、車、、ん?もしかして車の中にいる…?あれ、私は何を、
おい待てと、恐る恐る隣を見てみると
.
「え、」
センラさんが運転していた。送って頂いてる最中に寝てしまったのか…と思ったのもほんの一瞬だけで。だって会社と家の行き来でこんな道、通ったことがない。
「…あ、起きたん。おはよう」
「おは…よぅございます」
横目で私の顔を見て優しく微笑むと、センラさんはすぐ運転に戻った。その顔があまりにもかっこよくてボーッと見惚れていると、急に記憶が降ってきた。
「え、センラさんどうして」
トイレの前で七瀬くんとあーだこーだした後から記憶が無い。急に怖くなってきた。変なことをした形跡は無い。でもそれだと、私は七瀬くんと一緒にいるはず。
「あー、簡単に言うとAちゃんから来たLINEみて迎えに来たって感じ〜」
「え、LINE…?」
送った記憶が無くて焦ってトーク画面を開くと最後に送った文章が『せ?らは、』だった。なにこれ。
「すみません、酔っていたせい…かな、送った記憶が無くて、、」
「ね、それ何かあったんかと思って急いで行ってみたら、店の前で男にお姫様抱っこされたAちゃんがおった。…その後は想像に任せるわ」
「……………………」
男に、お姫様抱っこ、あまりの衝撃に言葉を失った。身体中がゾワッとして、怖い。思わず自分の腕を抑えた。
「確かにセンラさんのLINEを開いた所までの記憶はあるので…いつも助けて頂いてほんと、、すみません」
迷惑をかけすぎて、つい下を向いてしまう。どうしていつも私はこうなんだろう。こればかりは自分の意思で行ってしまったものだし、責任は全て自分の中にあるはず。
「…そんなんええねん、そんなことより…怖かったやろ。そんな身体真っ赤になるまで飲まされてさ」
センラさんの腕がゆっくりとこちらに伸びてきて、優しく優しく頭を撫で続けてくれた。あまりにも優しくて、さっき怖い思いをしたのもあって涙がぽろぽろと落ちてきた。センラさんは私が落ち着くまでずっと黙ってそばに居てくれた。
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みみりん(プロフ) - みるくれーぷさん» いえいえ〜!◎ 只今確認してみたら録画が公開されておりました!ミッドナイトの結構序盤の方でお話されておりました…!是非!!(?) (2022年9月17日 3時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ(プロフ) - みみりんさん» ありがとうございます!録画が出たら見てみます! (2022年9月17日 2時) (レス) id: 30587fe9a9 (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - みるくれーぷさん» コメントありがとうございます!!昨日(日付的には今日)のセさんの配信になります…!まだ録画が公開されていませんが、危ない発言は無かったと思いますので近いうちに公開されるかと思います…( ; ; ) (2022年9月14日 21時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ(プロフ) - いつも小説を楽しく読ませていただいてます!占ツクの話とはいつの誰の枠か教えていただくことは出来ますでしょうか? (2022年9月14日 19時) (レス) @page22 id: 30587fe9a9 (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - きよなさん» わぁ!!!ありがとうございます…嬉しすぎて涙出てきそうです()これからも頑張ります! (2022年8月25日 19時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みみりん | 作成日時:2022年7月31日 21時