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「暑い…」
リーダーの様子見係を任された俺は、早めに松潤と解散をして今リーダーの家に向かっているところだった。
8月下旬とはいえまだまだ夜は蒸し暑く、どんどん足取りは悪くなるばかりだった。
結構な時間を掛けてリーダーの住むマンションの前に着けば、エントランスの中に入る。
部屋の番号と階は、既にリーダーの家に行ったことがある松潤に聞いていたのでその番号を押してインターホンを押そうとしたその時、 丁度ここに住んでいるだろうと思われる人が出てきてドアが開いたのでそのまま入らせてもらった。
なーんか悪いことしてる気分…
多少の罪悪感を持ちながらもエレベーターを使って部屋の階まで行き 慣れないマンションのドアを一つ一つ流すように見てリーダーの部屋を探す。
「あ」
見つけた。
ドアの前に立ちインターホンに手を伸ばすが指はインターホンの前で止まってしまった。
いきなり来たら迷惑だよね、どうしようやっぱり帰ろうかな。
そんな事が頭の中をグルグルと巡りどんどん自信が無くなっていく。
帰ろう…、そう思って手を下ろして溜息を吐けばドアに背を向けたその時
ガチャリ
背後からドアが開く音がした
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作者名：あすなろ | 作成日時：2016年8月21日 3時
